非常口が「すべり台」の道路! 首都高、大黒PAにVR体験装置を設置(写真11枚)

首都高がVRを設置する主旨とは

 VR装置を設置した目的について首都高速道路は、「まだ馴染みが薄いと思われる『すべり台』による避難方法を、事故にそなえてより多くの人に知ってもらい、また、体験してもらいたいと考えました」と話します。

 なお「すべり台方式」は、関東では東京湾アクアラインなどでも見られますが、全国的に見て多い避難方式ではありません。

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「すべり台」の実物。写真は横浜北線開通前のもの。
VR装置を体験する様子。
VR装置を操作する際に使うコントローラー。

 VR体験の所用時間は、装置の取り外しを含めると3分から5分程度。トンネル走行中に火災が発生した場合、どのような流れで避難をすればいいか、映像を通して具体的に仮想体験することができます。

 また、VR装置での「避難」後には、「非常口前にクルマを停めない」「緊急車両の通り道を作るため、クルマは道路の左右どちらかに寄せて停める」「エンジンを止め、キーは残したまま、速やかに近くの非常口へ向かう」といった、緊急事態における注意事項が文字と音声で流れます。

 VR体験ができるのは、大黒PA本館1階の情報コーナー。6月までは日曜のみ、7月以降は土休日の9時30分から13時まで体験でき、料金は無料です。

【了】

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