外環道の関越~東名間「東京五輪までの開通は困難」に 用地・工事に課題

外環道の関越~東名間について、国土交通省関東地方整備局と東京都建設局、NEXCO東日本、NEXCO中日本は、2020年東京オリンピック・パラリンピックまでの開通は困難との見方を示しました。

2020年東京五輪までの開通を目指していたが…

 国土交通省関東地方整備局と東京都建設局、NEXCO東日本、NEXCO中日本は2018年3月28日(水)、外環道の関越~東名間約16kmについて、少なくとも2020年東京オリンピック・パラリンピックまでの開通は困難との見方を発表しました。

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中央道と外環道が交差する中央JCT(仮称)付近では用地買収が進められている(2017年5月、乗りものニュース編集部撮影)。

 同日に開催された第6回「東京外かく環状道路(関越~東名)事業連絡調整会議」で4者が確認。用地買収については面積ベースで91%が終了しており、残りは120件であるものの、一方で区分地上権(大深度地下より浅い地下部分)の取得は面積ベースで75%にとどまっており、残りも366件に上ります。青梅街道IC(仮称)周辺では、2017年度から都が用地買収を受託し、2017年7月に説明会を開催。現在、測量や用地交渉を進めています。

 東名JCT(仮称)では、2017年2月にシールドマシンが発進し初期掘進を実施中。大泉側の本線シールドトンネルでは立坑工事がほぼ終わり、今後、発進設備とシールドマシンの組み立てを進めていく状況です。

 これまで東京都などから、2020年開催の東京オリンピックまでの開通が強く要望されていましたが、そのためには各JCT部の用地買収や埋蔵文化財調査を2017年度半ばまでに完了させる必要がありました。

 しかし、依然として用地、工事それぞれに課題があり、中央JCT(仮称)地中拡幅工事の発注手続きも当初想定より相当遅れていることなどから、4者は、2020年東京オリンピックまでの開通は困難と判断。今後、詳細設計のなかで工事の精査を進め、相互協力のもと早期の開通に向けて、安全最優先で工事を進めていくとしています。

【了】

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5件のコメント

  1. やっぱりそうでしたか・・・
    外環道の公式ホームページを時折チェックしていますが、シールドマシーンがいつまで経っても世田谷区大蔵5丁目にいたままのでオリンピックには間に合わないんだろうなぁと思っていましたが・・・
    東名~中央道だけでも先行開業してほしいですし、東名~第三京浜~羽田線?湾岸線方面もいい加減早くルートを決定して工事できる環境にしてほしいですね。
    まったくトロいですよね・・・

  2. いつも感じるが、本気でやっているのかダラダラ時の流れに任せて建設進めているのか???
    ムダな計画・工事は遅れても中断しても、そして中止になっても影響は少ないが、
    大動脈や大動脈の連絡線は必要度が高い筈で遅れの影響も大きい筈。
    もっとキッチリと計画的に進めて欲しい。

  3. まあしょうがないね。なにせ相手は杉並の住民だ。
    40年進まなかったのを数年で仕上げようというのが無理筋。
    2020年過ぎたら建設需要が落ち着くんだから、それから本格化というぐらいでも経済的には良いと思う

  4. 困難なのは当然だ。
    だからこそ西側の調布保谷線を早く改良すべき。
    しかし、東京多摩地区は道路も鉄道もダメダメだね。
    何かあると反対とか、意味不明な権利を出してくる。
    多摩地区の反対運動が湾岸地区の無駄な公共事業の発端になるがな。

  5. 普通の仕事では相手があることでも何年も遅れれば担当者の責任問題になるはずなんだが。
    高速道路関係はこうも当たり前のように遅れて、ペナルティは無いのだろうか。
    もちろん用地買収は応じない住民の相手をするので難しい問題で半ば不可抗力のようなものもあるだろうが、それでも仕事が何年も遅れたら担当者が責任を問われるのは当然だ。
    極めて重要な東京外環道の工事が一大イベントのオリンピックに間に合わないとなれば、関係者の処分も検討するべき。当たり前のように遅れるようであってはならないという意識が必要だ。