JR日田彦山線、復旧検討開始 九州北部豪雨で被災、添田~夜明間再開に約70億円

福岡県と大分県、JR九州が「日田彦山線復旧会議」を開催。両県と沿線市町村、JR九州のトップが委員として出席し、鉄道で復旧するための方策について検討していくことを確認しました。

福岡県、大分県、沿線市町村、JR九州が確認

 福岡県と大分県、JR九州は2018年4月4日(水)、第1回・日田彦山線復旧会議を福岡市博多区内のホテルで開催。今後、費用の精査を含め、第1に鉄道で復旧するための方策について検討していくことを委員らが確認しました。

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橋脚の傾きが確認されている日田彦山線の「第二彦山川橋りょう」(画像:JR九州)。

 日田彦山線は城野駅(北九州市小倉南区)と夜明駅(大分県日田市)を南北に結ぶ路線です。2017年7月の九州北部豪雨で被災し、現在も南側およそ半分の添田~夜明間29.2kmで不通になっており、バスによる代行輸送が続いています。

 会議は、日田彦山線・添田~夜明間の復旧を検討・実施するためのものとして開催。委員として福岡県の小川知事、大分県の広瀬知事、東峰村(福岡県)の澁谷村長、添田町(同)の寺西町長、日田市(大分県)の原田市長、JR九州の青柳代表取締役社長が、アドバイザーとして国土交通省九州運輸局の加賀局長が、出席しました。

 JR九州によると、不通区間では橋桁の損傷や橋脚の傾き、土砂流入、駅舎流出など63か所で被害が発生。復旧費は、今後の変動の余地があるとしつつ、橋の復旧に約42億円、切取・盛土、軌道、電気施設などの復旧に約28億円の、計約70億円を見込んでいるとのこと。

 一方、被災区間の列車本数は、会社発足時の1987(昭和62)年と同じ水準であるものの、平均通過人員(輸送密度)は5分の1まで低下。被災後に運行している代行バスは通勤・通学時間帯の上下2便を除くと、利用客は1桁の状況が続いているといいます。

 復旧に向けた課題として、今後、日田彦山線の復旧費の精査を含め、第1に鉄道で復旧するための方策に関する検討をすること、第2に復旧後の継続的な運行の確保についても検討することを委員間で確認。また、できるだけ早く議論をまとめていくという認識も委員間で共有しました。今後、会議の下に設けられる検討会で、日田彦山線の復旧に関する議論が進められます。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 久大本線が全線復旧したから、日田彦山線も始まる訳か。
    でも、豊肥本線の復旧はいつ頃なんだろう。
    豊肥本線はスイッチバックをなくした上で復旧した方が良いね。

  2. バスでも乗客少ないんだから廃線で何ら問題なし