レンタカー会社、利用者多すぎて路線バス開設 背景に那覇空港の立地 県民の足にも

一般客も利用可能、商業施設へのアクセスも

 OTSレンタカーが開設した路線バスは、同社のレンタカー利用者は無料、利用しない人でも大人250円、子ども130円で乗車できるといいます。これは2017年の実証実験で、レンタカー利用者以外の観光客や空港勤務者なども利用していたことを受けたもの。近隣の住民は路線バスで那覇空港に行き、そこからモノレールで那覇市中心部に行くことも可能になります。

「弊社営業所周辺のホテルやアウトレットモールなどの商業施設のほか、運転免許センターなどへの移動手段としてもご利用いただけます。まだ運行を開始したばかりで、レンタカー以外の目的で乗車される方は多くありませんが、問い合わせなども来ていますので路線が浸透すれば利用される方も増えていくと思われます」(沖縄ツーリスト 担当者)

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OTSレンタカーなど複数のレンタカー業者の空港営業所がある豊崎地区。那覇空港からは車で15分程度かかる(2017年4月、佐藤勝撮影)。

 沖縄ツーリストが路線バスを走らせている区間は、もともとバスの路線がありませんでした。観光客へのサービス向上を目的として運行が始まった路線バスですが、結果的に県民にとっての新たな交通手段にもなっています。

「沖縄ではレンタカーの需要が高く、沖縄を訪れる国内旅行者は6割、外国人は3割の方がレンタカーを利用されています。レンタカー営業所へのバス路線がさらに増えれば、送迎にともなう混雑もより緩和されますし、地域住民の方にとっても便利になると考えています」(沖縄県観光振興課 担当者)

 レンタカー送迎のさらなる分散化のため、沖縄県の担当者は今後もほかのレンタカー業者に路線バスの運行を提案していく考えです。

【了】

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コメント

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7件のコメント

  1. 翁長知事の言う通り、米軍が沖縄の発展に阻害しているし、ゆいレールや沖縄鉄道の建設の阻害になっている事は正しいかもな。
    レンタカーや飲酒運転が多いのも鉄道の数が少なすぎる事が原因だと語っていた。
    だからこそ、沖縄にはゆいレールと沖縄鉄道が必要なのは納得した。
    そしてゆいレールは現在も利用者を増加している。
    故に、ゆいレールの延長も納得するし、Suicaなどの本土のIC乗車券も必要だと思います。
    那覇のモーダルシフトを翁長知事がしたいのは理解できた。

  2. 意味解らん、写真のバスは貸切りの貼り文字があるしレンタカー利用者を無料として一般からは料金を徴収する?確か?街中路線タイプは届け出と使用する車の指定で貸し切りに使用はできると思ったが、画像の最初から貸切りで登録したバスは路線に使用できないと聞いた記憶が?
    まあ路線認可なら利用者から運賃を頂くのは当たり前だけど、同認可で無料送迎と有料路線の同時進行ができるのが特定送迎なのか?
    さも画像のバスは座席定員のバスにも見て取れるのだが?

    • >貸切車両の路線運行
      出来ますね。
      一時的に用途変更届けを出せば済みます。
      他の事業者でも予備車や臨時に貸切を使うのと同じです。

      >一般路線で特定者に限り無料(又は割引)
      これも可能ですね。
      幾つか方法があるのですが、
      施設(例えば大型スーパーなど)利用者を対象に、
      無料乗車券を配布する方法が各地でみられますね。

    • 詳しいですね、陸運局の旅客部門か?販売店のバス部の方ですか?

    • 確かに貸切りが増便で来たよ、料金箱付けたら軸重割れするようなボッコが充当されてドライバー精算だから遅れるわで悲惨だったけどね
      でも何故か?ナンバーだけはオリンピック絵柄に変更した新品のようでしたが?

  3. あれだけツアーバス叩きしといてアホな新規参入をユルユルにしたら同じだろ?
    バリアフリーだから総重14トンもあるバスが重量税免税だとか?同じノンステップでありながらハイブリッドはエコカーを優先として免税にするやり方が後の車検に有利かは分からないが?
    この記事の開設されたバスも乗り合いとして運行するなら貸切りの文字くらい乗り合いに何で代えないのよ

  4. 囁きに弱い国交省、白ナン営業行為を摘発しきれない土産がこれかよ