新幹線の座席はどこを選ぶ? 使い方によって変わるメリットとデメリット

車両の前後中央でも変わる

 なお、3人掛けは窓側席と通路側席に挟まれた中央席もあります。通路側席と同様、窓側席の人が動くときはよけなければなりませんし、自分が通路に出る場合も通路側席の人によけてもらわなければなりません。ただし、中央席はほかの座席より幅が広く、横に少し余裕があるというメリットがあります。N700Aの場合、中央席の幅はほかの席より3cm広い46cmです。

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2人掛けと3人掛けの座席が並ぶ新幹線の普通車(2014年7月、草町義和撮影)。

 このほか、車両の前方、中央、後方も座席選択のポイントになります。

 最前列の座席は目の前に客室とデッキを仕切る壁があり、人によっては圧迫感を覚えるかも。デッキのすぐそばですから人通りが多く、騒がしくなりやすいという難点もあります。とくに駅の停車時には大勢の人が通りますから、ゆっくり休みたい人には不向きかもしれません。ただ、壁には大きなテーブルが設置されていますから、使い方によっては便利な席になります。

 最後列の席はどうでしょうか。人通りが多いのは最前列と同じですが、壁が座席の後ろになるため圧迫感はありません。また、座席と壁の間のスペースは荷物を置くスペースになりますから、大きな荷物を持っているときは便利です。後ろに人がいませんから、気兼ねなくリクライニングできるという利点もあります。ただし、壁に設置されている大型テーブルは使えません。

 それ以外の座席は、車両の中央に行けば行くほどデッキから離れて人通りが少なくなります。できるだけ静かに過ごしたいなら、中央に近い席を選ぶようにした方がいいでしょう。乗り心地も一般的には台車に近い車両の端の振動が大きくなり、中央は振動が比較的小さくなります。

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コメント

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6件のコメント

  1. どこでもいずらよ、自由席で自前の貨物と共に3列の通路側に常駐して関所こしらえてるアカポンタンが居なければね

  2. 個人的には窓側。
    スマホの充電したいから。

  3. 乗車区間が解っているなら、
    方角や進行方向もひとつの点かもしれませんね。

    例えば窓が小さいとはいえ、
    愛知~静岡だと南側は時間帯によっては日射し延々。
    窓側なら今座ってる席のカーテンは簡単に閉められますが、
    通路側や前後は簡単には行かず。

    なら北側なのですが、
    上りはいいとして下りの北側は、
    対向来る度にバッタンバッタン(そんなに激しくはないですが)
    何が不快感なのかによって変わる難しいところ。

  4. 空いてる時は窓側、混んでるときは通路側を予約しています。以前は充電需要があって必ず窓側の席を取っていましたが、大容量のモバイルバッテリーを使うようになってからは特にこだわらなくなりました。

  5. こんな大して中身のない内容でもYahoo!に載せるとアクセス伸びるんかな

    個人的には窓側でも行き違い時に衝撃が来ない進行方向左側がいい。

  6. グリーンしか知りませんが、A席がいいですね。
    不思議なことに何故かいつもCDはそれなりに座っているのに、ABはあまり座ってないんですよね。
    ならばAだけでなく、Bでもいいよねと言いたいところですが、B席にしてるとAB共に空いていると勘違いさせて、たまに隣のA席に人が来ることがあるのですよね。

    そうなると、暗黙のルールで満席でもないときは通路側の人間が他に2席とも空いているところに移らなきゃならないので面倒なんですよ。

    なので、Aがおすすめと言うことになります。