新幹線の座席はどこを選ぶ? 使い方によって変わるメリットとデメリット

赤ちゃん連れなら多目的室がある車両

 ただ、快適さや便利さを決めるのは座席の配置だけではありません。実際に新幹線をどのように使うかによっても、選択の基準は変わります。

 移動中の車内でノートパソコンを広げて仕事したり、スマートフォンやタブレットを使いたいときは、電源コンセントが欲しいところ。ただ、すべての座席にコンセントがあるのは、北陸新幹線を走る電車だけ。それ以外の新幹線は車両によってあったりなかったりで、ある場合も数が限られていたりします。

 東海道・山陽新幹線を走る車両の場合、おもに「のぞみ」で使われている16両編成のN700A(改造でN700A相当になった車両を含む)は、グリーン車の全席にコンセントを設置。普通車は各列窓側の壁の下にひとつ、客室とデッキを仕切る壁にも1席につきひとつ設置されています。最前列の席なら窓側や通路側にかかわらずコンセントを使うことができますし、先に述べたように大型のテーブルが設置されていますから、ノートパソコンを使って仕事したい人に向いている席といえます。

 赤ちゃんを連れて旅行するなら、多目的室が設置されている車両を使うのがいいでしょう。これは体の不自由な人向けに用意された個室ですが、空いている場合は授乳や着替えに使うことができます。16両編成のN700Aは11号車に多目的室があり、その隣にはおむつ交換台の付いたトイレもあります。

 このように、新幹線の座席は「場所」だけでなく「使い方」によっても快適さや便利さが変わってきます。予約の際は、車内でどのように過ごすかを考えた上で座席を選んだ方がいいかもしれません。

コンセントがある新幹線の車両

●東海道・山陽新幹線
・500系 なし
・700系 一部編成にあり(車両両端)
・N700A あり(グリーン車:全席、普通車:窓側と車両両端)

●山陽・九州新幹線
・800系 あり(車両両端)
・N700系 あり(グリーン車:全席、普通車:窓側と車両両端)

●東北・北海道・秋田・山形・上越新幹線
・E2系 一部編成にあり(グリーン車:2席共用、普通車:窓側と車両両端)
・E3系 一部編成にあり(グリーン車:全席、普通車:窓側と車両両端)
・E4系 なし
・E5系 あり(グランクラス・グリーン車:全席、普通車:窓側と車両両端)
 ※一部のE5系編成は全席設置
・E6系 あり(グリーン車:全席、普通車:窓側と車両両端)
・H5系 あり(全席)

●北陸新幹線
・E7系 あり(全席)
・W7系 あり(全席)

【了】

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コメント

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6件のコメント

  1. どこでもいずらよ、自由席で自前の貨物と共に3列の通路側に常駐して関所こしらえてるアカポンタンが居なければね

  2. 個人的には窓側。
    スマホの充電したいから。

  3. 乗車区間が解っているなら、
    方角や進行方向もひとつの点かもしれませんね。

    例えば窓が小さいとはいえ、
    愛知~静岡だと南側は時間帯によっては日射し延々。
    窓側なら今座ってる席のカーテンは簡単に閉められますが、
    通路側や前後は簡単には行かず。

    なら北側なのですが、
    上りはいいとして下りの北側は、
    対向来る度にバッタンバッタン(そんなに激しくはないですが)
    何が不快感なのかによって変わる難しいところ。

  4. 空いてる時は窓側、混んでるときは通路側を予約しています。以前は充電需要があって必ず窓側の席を取っていましたが、大容量のモバイルバッテリーを使うようになってからは特にこだわらなくなりました。

  5. こんな大して中身のない内容でもYahoo!に載せるとアクセス伸びるんかな

    個人的には窓側でも行き違い時に衝撃が来ない進行方向左側がいい。

  6. グリーンしか知りませんが、A席がいいですね。
    不思議なことに何故かいつもCDはそれなりに座っているのに、ABはあまり座ってないんですよね。
    ならばAだけでなく、Bでもいいよねと言いたいところですが、B席にしてるとAB共に空いていると勘違いさせて、たまに隣のA席に人が来ることがあるのですよね。

    そうなると、暗黙のルールで満席でもないときは通路側の人間が他に2席とも空いているところに移らなきゃならないので面倒なんですよ。

    なので、Aがおすすめと言うことになります。