車速連動オートドアロックは必要か 装備の有無が分かれるのは「安全思想のちがい」

「事故時に救出が難しくなる」は本当か

 前出のキラメックは、車速連動型オートドアロックの採用がわかれる理由を、次のように話します。

「よく言われるのは、たとえば高速道路で事故を起こしたときに『ドアロックをしていないと車外に放り出されてしまう』というのと、『ロックされていると救出が難しくなる』という、ふたつの考え方です。メーカーや開発者それぞれで安全に対する考え方が対極的なのです」(キラメック)

 ただ、実際のシチュエーションとしては、ドアが開かなくなるのは多くの場合、ドアが曲がってしまうためで、ロックには関係ないとキラメックは話します。窓ガラスを割れば、中の人に破片がかかってしまうこともあるかもしれませんが、外から救出できる場合もあるでしょう。つまり「『安全』のイメージ」もメーカーごとに異なるのだと説明します。

 そんな車速連動型オートドアロックですが、キラメックによると、最近になって標準装備する例が増えているといいます。

「もともと、どちらかというと車格が上のクルマについていたものが、いったん下火になり、ホンダ『N-BOX』(2012年発売)あたりから軽自動車で採用する例が出てきました。ほかとの差別化という意味もあるかもしれませんが、ニーズも増えているのかもしれません」(キラメック)

 ちなみに、車速連動型オートドアロックを採用していない車種でも、衝撃を感知したり、エアバッグと連動したりしてドアロックを解除する機能をもつものがあるそうです。キラメックの車速連動型オートドアロックを可能にする商品も、基本的には衝撃を感知すると自動でロックを解除させるといいます。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 集中ドアロックじゃ駄目なんですかね?
    当方クーペ車乗ってますがドライバーズシート側でドアロックと窓のロックも出来ますが…