「パンタグラフ確認カメラ」を増設・改良 異常時の対応を迅速化 JR東海

JR東海が、走行中の列車のパンタグラフを撮影する「パンタグラフ確認カメラ」を増設。さらに遠隔で画像を確認できるよう機能を強化します。

遠隔で画像確認ができるよう機能強化

 JR東海は2018年5月16日(水)、走行中の列車のパンタグラフを上方から撮影する「パンタグラフ確認カメラ」について、増設と機能強化を行うと発表しました。

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「パンタグラフ確認カメラ」の設置場所(画像:JR東海)。

 電気を取り込む屋根上のパンタグラフに異常が生じた際、列車の通過区間にあるカメラの画像を確認し、異常が発生した区間を絞り込みます。そのうえで係員が、その区間を列車や徒歩で巡回。異常が発生した地点と原因を特定します。

 現在、カメラは、他社との境界や路線の境界などのある東海道本線の函南、富士、藤枝、二川、大高、醒ケ井、御殿場線の松田、中央本線の多治見、洗馬の在来線計9駅で稼働中。今回、より迅速な対応を目的として、輸送密度の高い東海道本線の興津、岡崎、金山、岐阜と、中央本線の高蔵寺の計5駅にカメラが増設されます。

 また、既設を含む全カメラについて、指令所からオンラインで画像を確認できるよう改良。これにより現地への係員派遣が不要になり、画像確認に要する時間を短縮します。

 設備投資額は約6500万円。取り組みは2018年6月末までに完了する予定です。

【了】

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