陸自、次期戦闘ヘリはどうなる? 更新が急がれる理由と予想される導入機種

陸上自衛隊の次期戦闘ヘリコプターについて選定が始まりつつあります。なぜいまなのか、更新が迫られている現状と、どのような機種が考えられどのような役割が期待されるのかを解説、考察します。

新しい戦闘ヘリに期待される役割とは?

 筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)は、2018年3月に発足した水陸両用部隊「水陸機動団」を、上空から援護することが、これからの陸上自衛隊の戦闘ヘリコプターに求められる最大の任務なのではないかと思います。

 水陸機動団を援護する戦闘ヘリコプターには、いずも型、ひゅうが型の両ヘリコプター搭載護衛艦での運用能力に加えて、共同作戦を行なうアメリカ軍とデータをやり取りする能力も求められます。これらの能力を充たす戦闘ヘリコプターとしては、AH-64E「ガーディアン」と、アメリカ海兵隊が運用しているAH-1Z「ヴァイパー」の名前を挙げることができます。

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AH-64シリーズの最新型AH-64E「ガーディアン」(画像:アメリカ陸軍)。

 AH-64Eは、陸上自衛隊が新たに導入する小型無人偵察機「スキャンイーグル」とデータをやり取りする能力を備えており、現在運用しているAH-64DをAH-64Eに改修できるというメリットがあります。アメリカ陸軍はAH-64Eについて、2040年代まで運用する方針を発表していますので、予備部品の供給を含めたサポート体制にも、不安はありません。

 AH-1Zは最初から艦載機として開発されているため、波や潮風による腐食がしにくく、また島嶼防衛作戦で、水陸機動団と行動を共にするであろうアメリカ海兵隊も運用しているため、共同作戦がしやすいというメリットがあります。

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アメリカ海兵隊が運用するAH-1Z「ヴァイパー」(画像:ベル)。

 このほかの候補としては、イタリアのレオナルドが開発を進めている新型戦闘ヘリコプター、AW249も、候補になり得るのではないかと思います。AW249はイタリア海兵隊の援護も想定して開発されているため、航続距離が長く、艦艇での運用能力を備えています。またアメリカ軍をはじめとするNATO(北大西洋条約機構)諸国の軍と、データをやり取りする能力も備える予定となっています。

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コメント

3件のコメント

  1. 問題はグランドプランがなく、子供みたいな欲しい欲しい病になってるからこうなる。

    ヘリに限らず海空でも同じ程度の話だろう。

  2. >グランドプランがなく、子供みたいな欲しい欲しい病になってるからこうなる。

    確かにそう思いますが、他国も同じでは?

  3. 島嶼防衛を含めて、今一番心配なことが自衛隊攻撃ヘリの後継機です。最低でもお互いのリンク機能は必要ですから、米軍の中古機を。まとめて購入してはどうですか?

    国内の産業のすったもんだを待っていたら全機墜落します

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