中国初国産空母はどんなフネ? 名前もまだない新型艦の特徴、役割、影響とは

2018年5月13日、中国初の国産空母が試験航海に出航しました。その特徴やあのスキージャンプ台、今後の運用などについて、試験航海時点の最新情報をもとに解説します。

002型はより積極的に外洋へ?

 このように、細部では「遼寧」と差異がある「002」型ですが、発艦方式や艦の形状といった基本的な部分は非常に似通っているため、「002」型は「遼寧」を中国海軍として運用しやすいように一から建造して改良を加えたものといえるかもしれません。「002」型は今後試験航海を重ねていき、2019年から2020年ごろに正式に中国海軍の空母として就役すると見られています。

 なお、先ほどからこの空母の艦名について触れていませんが、実はこの空母の正式な艦名は発表されていません。そのため、2018年5月現在は暫定的に「002」型と呼ばれています。以前までこの国産空母は「001A」と呼ばれてきましたが、最近になって「002」型が正式な呼び方であることが明らかになりました。ちなみに「遼寧」は「001」型です。

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2018年4月20日、与那国島(沖縄県)の南約350kmの海域で確認された中国海軍の空母「遼寧」(画像:統合幕僚監部)。

 では、「002」型が持つ意義とはどのようなものが考えられるでしょうか。

 まず、中国海軍の空母運用能力や艦載機に搭乗するパイロットの錬度向上が挙げられます。これまで中国海軍は、空母を「遼寧」以外保有していなかったため、「遼寧」が定期修理などで港やドックに入ってしまうと、艦載機や空母の乗員は洋上での訓練を行うことができませんでした。しかし、「002」型が就役すれば、たとえ「遼寧」が運用できる状態になかったとしても「002」型でその機能を代替することができます。これは長期的に見て、中国海軍の空母運用能力を大きく向上させることになります。

 また、中国海軍がより活発に空母を活動させ、周辺諸国に対して存在感を示す可能性も挙げられます。中国海軍がこれまで運用してきた「遼寧」は、どちらかといえば空母運用能力を得るための試験艦のような存在で、活動範囲も最近になって西太平洋に進出するまでは東シナ海や南シナ海など中国の周辺海域がメインでした。しかし、「002」型は「遼寧」に様々な改良を行ったことから、より実運用を意識した存在になることが予想されるため、中国が強大な海軍力を持ったことを周辺国にアピールするために、中東やインド洋、太平洋といった外洋へ積極的に進出していくことが予想されます。

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コメント

2件のコメント

  1. 『2隻目の国産空母は、「カタパルト方式」によって艦載機を発艦させるものとみられています。カタパルト方式は米海軍などの空母に見られる、艦前方にあるカタパルトによって艦載機を一気に加速させて発艦させるもので、スキージャンプ方式に比べて重い航空機も発艦させられるようになります。』って本当ですか?。

    カタパルト方式はそもそも我が国が戦前に世界最初(伊号潜水艦や戦艦に偵察機を搭載する技術として実用)に発案・実用化した技術ですが、戦後、戦闘機のジェット化に伴なう空母の本格的運用で精査され実用化されてそのパテントは現在アメリカが持っており、アメリカ以外では使用出来ず、唯一許されているのはフランスの原子力空母シャルル・ド・ゴールルのずです。中国の空母にカタパルトが採用されることは特許上、国際条約上あり得ないはずです。

    いかがでしょう?カタパルトにについての再度取材・調査されて、できれば記事の訂正されることを望みます。

    • どーせ新幹線みたいに「参考にはしたがあくまで独自技術」「既に米の技術を凌駕している」とか言い張るんでしょ。

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