陸自の「空飛ぶ卵」、OH-6Dヘリはかわいい 退役間近、どんなヘリ?

陸自のさまざまな乗りもののなかでも、かわいさに関しては指折りとの声も高いOH-6D連絡観測ヘリコプターですが、2018年5月現在、退役に向けその数を減らしつつあります。そもそもどのようなヘリコプターなのでしょうか。

退役後の後継機は…?

 陸上自衛隊ではOH-6Dの退役を2019(平成31)年度末に設定していると言われています。最後までOH-6Dを運用する予定なのが、群馬県に所在する第12旅団隷下の第12ヘリコプター隊です。第12旅団は、全国で唯一の空中機動能力を高めた部隊で、第12ヘリコプター隊ではOH-6Dのほかにも、UH-60JAやCH-47J/JAなどのヘリコプターを多く運用しています。

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総火演で飛び回るOH-6D(矢作真弓撮影)。

 この部隊のパイロットに話を聞いたところ、すでにUH-60JAやCH-47J/JAへの機種転換訓練を開始しているそうで、UH-60JAへの機種転換には約25時間、CH-47J/JAへは約50時間の訓練を受けて鞍替えをするそうです。

 OH-6Dの退役後の連絡業務はどうするのか尋ねたところ、軽易な人員輸送や物資輸送でもUH-60JAやCH-47J/JAを使用することになるといいます。また、これらの動きはほかの飛行隊でも発生していて、例えば第1師団の第1飛行隊ではOH-6D退役後はUH-1Jがその任務を引き継ぐそうです。

 後継機であるOH-1観測ヘリコプターは、事故の影響によって全機が飛行停止状態で、2018年現在、数機が飛行再開に向けた試験を行っている状態です。全体での機数は、試作機を含めたとしても40機に満たないため、全国のヘリコプター部隊に十分に配備することができません。

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総火演で機敏な動きを見せるOH-6D(矢作真弓撮影)。

 OH-6Dは、構造が単純で教材としての利用価値が高いといわれています。最近では2017年に、佐賀県にある北陵高校航空科に対して、航空に関する勉強材料としてOH-6Dが無償で貸与されています。

 こうして、教材として後継者の育成に身を捧げるOH-6Dですが、陸上自衛隊航空部隊の中では、その任務を多用途ヘリコプターたちに託して、ゆっくりとその姿を消すことになりそうです。

※記事の一部を修正しました(2018年5月31日19時00分)

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 卵というよりオタマジャクシって感じ

  2. 自宅近くの河川(中州)でUH-1Jが約20年前からタッチアンドゴーをやってます。

    ソコの監視や指導的な役割なのか時折飛んできてますね。

    ただ未だに住民への説明も一切なく爆音を垂れ流してる自衛隊には頭が来ます。

    日が暮れても演習してる場合もありますからね。

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