点灯する「こんどの電車は〇〇をでました」 消えゆく国鉄の名残「列車接近表示器」

国鉄時代から使用されてきた「列車接近表示器」が、JR中央線の日野、西八王子、西国分寺の3駅から姿を消しました。今回の撤去により、JR東日本八王子支社管内で、この列車接近表示器が設置されている駅はゼロになったといいます。

八王子支社管内ゼロに

「列車接近表示器」が2018年5月、JR中央線の西国分寺駅(東京都国分寺市)、日野駅(東京都日野市)、西八王子駅(東京都八王子市)の3駅で撤去されました。

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西国分寺駅の下り方面に設置されていた「列車接近表示器」(写真:@ebr_1010さん〈Twitter〉)。

 この、オレンジ色の灯りが印象的な「列車接近表示器」は、国鉄が分割民営化された1987(昭和62)年よりも以前から、長らく利用されてきましたが、年々その数を減らしています。

 JR東日本八王子支社によると、日野駅では8日(火)、西八王子駅では10日(木)、西国分寺駅では14日(火)、それぞれ夜の時間帯に撤去。今回の撤去により、八王子支社管内において、この列車接近表示器を設置している駅はゼロになったといいます。なお、八王子支社が管轄する区間は、中央線においては、吉祥寺駅(東京都武蔵野市)と小淵沢駅(山梨県北杜市)のあいだです。

 撤去の理由について、八王子支社は「電車の時刻を案内するLED表示器で、電車がまもなく到着する旨も案内が可能なため」とのこと。この時期に撤去したことについて、特に理由はないそうです。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 東急線の一部の駅に残っている列車接近表示器も風前のともしびかな。