鹿児島市電7500形「ユートラムIII」が優秀車両に 2018年ローレル賞

鉄道友の会が「ブルーリボン賞」と「ローレル賞」を発表。鹿児島市交通局の7500形電車「ユートラムIII」が優秀車両の「ローレル賞」を受賞しました。

「超低床式路面電車の新しい構造を実現」

 2018年5月24日(木)、鉄道友の会が「ブルーリボン賞」と「ローレル賞」を発表。2018年の「ローレル賞」には、JR東日本のE353系特急形電車、東武鉄道の500系特急形電車「リバティ」とともに、鹿児島市交通局の7500形電車「ユートラムIII」が選ばれました。

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2018年の「ローレル賞」を受賞した鹿児島市交通局の7500形電車(画像:鉄道友の会)。

 7500形は2017年3月にデビュー。1000形「ユートラム」、7000形「ユートラムII」に続いて導入された超低床の路面電車車両です。ふたつの車体をつなげた連接車で、外観は「交通局カラー」とする太陽をイメージしたイエローと、芝生軌道をイメージしたグリーンを配置。前面はブラックとし、印象を引き締めたものとしています。

 床面の高さは、乗降口350mm、連接部390mm、台車上部465mmで、それぞれの高さは緩やかなスロープでつながっており、スムーズな車内移動が可能です。車体寸法は1000形とほぼ同じものの、運転室をコンパクトにしたことで、定員は10人多い68人としています。

 鉄道友の会は「7500形は超低床式路面電車の新しい構造を実現し、今後の新しい方向性が期待されます。これらの特徴を高く評価し、ローレル賞に選定」したとしています。

【了】

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1件のコメント

  1. そう言えばローレル賞受賞の路面電車には結構量産に至らなかった結構多いですね。路面電車に甘い評価する傾向ある気がします。