このクルマで曲がり切れる…? 小回り性能の指標「最小回転半径」とは
タイヤの切れ角「5度アップ」 最小回転半径はどう変わる?
最小回転半径が小さくなると、取り回しはどう変わってくるのでしょうか。再びNTNに聞きました。
――最小回転半径が小さくなると、取り回しはどう変わってくるのでしょうか?
車両の形や設計によって、変化が大きい場合もあるので一概には言えません。しかしながらひとつの目安を挙げるとすると、「Eセグメントのクルマで最小回転半径が0.4m小さくなると、Cセグメントと同等の取り回しになる」と考えてよいでしょう。Eセグメントの車種にはたとえばメルセデス・ベンツのEクラスやレクサス「GS」クラス、Cセグメントの車種にはトヨタ「カローラ」シリーズなどがあります。
――そもそも最小回転半径はどう決まるのでしょうか?
ホイールベース(前後タイヤの間隔)、トレッド(左右タイヤの間隔)、タイヤの切れ角から割り出されますが、タイヤの切れ角に様々な要素が影響します。たとえばSUVなど、タイヤの外径が大きいクルマは、タイヤが車体に干渉するなどしてあまり切れなくなるので、最小回転半径の数値も大きくなる傾向です。
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一般的なクルマは、ハンドルを回すと前輪が左右に動いて曲がることができますが、NTNによると、まっすぐ走行している状態でも、曲がっている状態でも等しくエンジンからの動力を伝える必要があるといいます。前輪ドライブシャフト(車軸)のタイヤ側には、「タイヤといっしょに首を振る部品」(NTN)という等速ジョイントが取り付けられており、これによって角度を取りながらエンジンの動力をタイヤに伝達しています。
その角度は、大きくなるほど様々な力が発生してしまうため、これまでは50度が最大だったそうですが、NTNは2018年5月に、従来品と同じ大きさで世界最高の55度を実現する等速ジョイントを新たに開発しました。これにより最小回転半径は「たとえば5.7mであれば、5.25mくらいまで小さくなります」とのこと。SUVなどへの採用が期待されるといいます。
【了】
今更に諸元ですか?優遇税制に誘導されて重く届け出数値だけで燃費基準を達成したメタボ車を売りまくる日本の道路事情を無視した企業の商いに歯止めをかけねばなりませんよね?
前輪駆動は小回り効かないのではなく前輪駆動車にバカみたいなV6などの大排気量エンジンを搭載することが問題なのですね
カローラやサニーはユニバーサルジョイントの進歩からFR時代と同等の小回り性能を実現しているし
ただ、これが1800クラスのコロナクラスではエンジンの搭載位置やオイルパンや隣り合わせのミッションの大きさに阻まれ切れ角は維持しにくいのですが
車って以外にも小型の大衆車に様々な技術の魂が吹き込まれているんですね
こうして売る側や買う側が諸元を無視している間は日本の交通事情を無視したバカでかい車しか出てこないでしょうね
カローラですら3ナンバーになる時代なので諸元表は重視しましょう。
しかし今更に回転半径とは・・・
プレミオとセルシオが同じ数値だからね。
でも実際セルシオのほうがまだ小回り効く
これは駆動方式と言うよりプレミオ含む同種のシャシの設計の怠慢
無意味に太い大きなタイヤ
それをフェンダーに納めるべくデカくなった車体
前輪駆動
それでも道は広がらない
FF車でMTの比率がそこそこの時代に同じ車種でMTのほうが回転半径が小さかったり最低地上高が違っていたりでATはMTより物が大きく重いと言ったとこでしょうか?
また日産の初代エクストレイルのように車体の大きさのわりには5.3を実現するなど昔の車のほうがユーザーに配慮があったことの証でしょうか?
また前普通免許(総重5トン未満)で運転できた引っ越しトラックと呼ばれるトラックには4,9とか小回りの効く車種もあります。
しかし肝心の今はやりのヘビー級ミニバンが6メートルに迫る数値であることを考えると狭い日本の駐車場事情では駐車に四苦八苦するのも容易に想像できますがね
日本三大自動車工場がある町に在住してはいるが
【最小回転半径】と【車幅】は地方に住んでるとイマイチピンとこない。
街なかの脇道への左折とかでも、ステアリング目一杯切る人少なくなってるみたい。膨らんで対向車を妨げてもお構い無し。たぶん持ち替えないですむ範囲でしか回してない。で道が狭いとか文句言ってそう。そんな人たちには最小回転半径はなんの意味もない。
取り回し易くするため前輪舵角大きく切れる様にと、多くのクルマつくってる人達が頑張って改善し続けてきた(特にFWD/AWD)のに、ありがたみ感じてもらえないのもかわいそう。
軽自動車規格改訂で車幅が拡がった時、一番の恩恵は車室拡幅よりも最小回転半径の縮小(舵角の拡大による)だとも言われたけど、それも今は昔か。