鉄道博物館、新館誕生で進化! 本物?のE5系「はやぶさ」、歴史的新幹線も(写真153枚)

開館から10年が経過し、リニューアルが進められていた鉄道博物館で、“集大成”である新館が完成。本物だけど本物ではないE5系や、新幹線の歴史的名車、鉄道の仕事などを体験しながら学べる展示など、さらに充実した内容になりました。

全館リニューアルの「集大成」として

いよいよオープンする鉄道博物館の新館、その内部へ(2分14秒)。

 2007(平成19)年10月14日の開館から、今年2018年で11年目となるJR東日本グループの鉄道博物館(さいたま市)。昨年から順次、全館のリニューアルが進められてきましたが、2018年6月26日(火)、その集大成としてまもなくオープンする新館が、報道陣へ公開されました。

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新たにオープンする鉄道博物館の新館内部。左から400系、E5系、209系(2018年6月26日、恵 知仁撮影)。

「新館では、鉄道の『仕事』『歴史』『未来』をテーマとした3つの展示ゾーンを設け、多彩な切り口で人と鉄道の豊かな物語を展開する博物館へと生まれ変わります」(鉄道博物館 館長 宮城利久さん)

ポイント1「本物?のE5系グランクラス!」

 現在、東北新幹線の「はやぶさ」などに使われているE5系電車を新たに展示。現役車両のためモックアップ(実物大模型)ですが、実はこの展示のために、「本物」と同様に製造された車両です。「本物」と同じく日立製作所で製造されており、「本物」との違いは、かんたんにいえば運行に必要な機器類があるかないか、だといいます。車内は最上級席の「グランクラス」。通常は外観のみ見学可能です。

ポイント2「初代ミニ新幹線」

 かつて、山形新幹線「つばさ」に使われていた400系電車を、登場当時のデザインで新たに展示。1992(平成4)年、新幹線と在来線の直通を実現した初の「ミニ新幹線」車両で、「新幹線」の活躍を広げた歴史的車両です。車内の見学ができます(運転室は不可)。

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