記憶に残るあの駅へ 戦前の木造駅舎やかつての新婚旅行の玄関口など12選(写真13枚)

「櫓」がある駅は入場券が人気

若桜(わかさ)駅

 山あいのひっそりとしたローカル線の終着駅。若桜線は国鉄民営化後に第三セクターの若桜鉄道となったが、駅舎は開業当時のもの。ホームには案山子(かかし)が並び、旅人を出迎える。駅構内には転車台や給水塔など、SL時代の設備も残り、駅舎とともに国の有形文化財に登録された昭和の貴重な鉄道遺産だ。この春には観光列車「昭和」がデビューした。

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若桜駅(2014年4月、越 信行撮影)。

・鳥取県若桜町
・若桜鉄道若桜線
・1930(昭和5)年12月1日開業

津和野駅

「山陰の小京都」として、アンノン族をはじめとする若者たちの人気を呼んだ。1975(昭和50)年に北海道で定期運行の幕を下ろしたSLだが、1979(昭和54)年の夏からここ山口線で復活した。1977(昭和52)年3月に完成した現在の駅舎は、スマートなたたずまいだ。

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津和野駅(2008年3月、越 信行撮影)。

・島根県津和野町
・JR山口線
・1922(大正11)年8月5日開業

学(がく)駅

 昭和の時代から、「学」駅の硬券「入」場券を「5」枚買うと「ご入学」となることから、受験生のお守りとして話題を集めた。2010(平成22)年に無人化されてからも徳島駅などで入場券を販売し、また新春には学駅でも入場券を購入することができる。1983(昭和58)年に完成した2代目の駅舎は、屋根にのった櫓(やぐら)風の建築が目を引く造りになっている。

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櫓(やぐら)風の建築が目を引く造りの学駅(画像:吉野川市)。

・徳島県吉野川市
・JR徳島線
・1899(明治32)年12月23日開業

青島駅

 高度経済成長期に新婚旅行の行き先として脚光をあびた日南海岸。その一角、青島の最寄り駅。青島は亜熱帯植物で覆われ、縁結びの青島神社や国の天然記念物の奇勝「鬼の洗濯板」で有名だ。駅舎は日南のコバルトブルーの海を想像させる空色のラインが印象的。

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空色のラインが印象的な青島駅。2018年6月撮影(画像:JR九州)。

・宮崎市
・JR日南線
・1913(大正2)年10月31日開業

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『旅行読売臨時増刊 昭和の鉄道旅』。特別企画は「片渕須直監督・のんが語る『この世界の片隅に』ある人・街・景色」、付録は1964年当時の国鉄営業局貨物事務用鉄道路線図。

・旅行読売(Fujisan.co.jp)
http://www.fujisan.co.jp/product/2782/ap-norimono

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. そういや「遠野駅駅舎を建て替えないで保存してください!で署名してください」てのが流れてきたな(2022年度にも解体に着手することでほぼ決まったそうですけど)。