特急形189系の部品販売会開催 引退3編成のテーブル、行先表示器など出品 JR東日本

JR東日本八王子支社が「189系車両部品販売会」を開催。引退したM50、M51、M52編成の部品が用意されます。

事前申し込み制、計200人募集

 JR東日本八王子支社は2018年8月2日(木)、189系特急形電車のM50(旧あずさ色)、M51(国鉄色)、M52(グレードアップあずさ色)編成による「189系車両部品販売会」を開催すると発表しました。

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189系特急形電車のM51編成(国鉄色、左)とM52編成(グレードアップあずさ色、右)。いずれも2018年4月に引退(画像:photolibrary)。

 9月22日(土)に豊田車両センター(東京都日野市)で、午前と午後の2部に分けて行われます。参加は、はがきによる事前申し込み制です。各部100人(計200人)を募集。申し込み多数の場合は抽選が行われます。また、1人につき、午前か午後のどちらか一方のみ参加できます。

 189系は国鉄時代の1975(昭和50)年に完成した特急形電車です。同じ時期にデビューした183系と似ていますが、189系は信越本線の横川~軽井沢間(碓氷峠)にあった急勾配を通れるよう電気機関車の連結に対応。189系と電気機関車のモーターを同時に操作して急勾配を走る「協調運転」のシステムも導入しました。

 その後、老朽化や新型車両の導入に伴い廃車が進み、現在、189系は長野総合車両センターに配置されている6両編成1本(N102編成、あさま色)しか残っていません。豊田車両センターのM50編成は2018年1月に、M51、M52編成は4月にそれぞれ引退しています。

 これら3編成の部品販売会では、午前、午後とも120品ずつを用意。テーブル(2000円)や温度計(2000円)、化粧室網棚(1500円)、トイレ表示板(1000円)などに加え、入札方式で前面種別表示器(最低価格10万円)、側面行先表示器(同4万円)、運転台座席(同1万5000円)、楕円銘板(3枚組同1万5000円)などが販売されます。午前の部はM50編成、午後の部はM51編成の部品が中心です。

 参加は、必要事項をはがきに記入し、販売会事務局に応募します。締切は8月24日(金)必着です。

【了】

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