海自イージス艦こんごう型、あたご型、まや型どう違う? 似ていても異なる仕様の背景

ひと口に「イージス護衛艦」といいますが、2018年現在、海自のそれには3タイプあり、見た目はあまり変わらないながらも実はかなり異なる仕様です。それは建造された時期の、日本をとりまく状況によって、求められる役割が異なるからでした。

弾道ミサイル防衛の色を濃くしたあたご型

 こんごう型4隻の就役によって、海上自衛隊は4個の護衛隊群に各2隻のミサイル護衛艦を配備する体制を確立しましたが、たちかぜ型ミサイル護衛艦が2000年代に耐用年数を迎えることから、新たなミサイル護衛艦の建造が必要となりました。その結果として建造されたのがあたご型ミサイル護衛艦です。

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あたご型2番艦「あしがら」。マストの形状やヘリ格納庫など、こんごう型とは異なる部分が見て取れる(画像:海上自衛隊)。

 2007(平成19)年に「あたご」、2008年に「あしがら」の2隻が就役したあたご型は、こんごう型の基本設計を流用していますが、後方に傾斜させてレーダー波をそらしやすくした形状のマストなど、ステルス性能を向上させるための変更がなされています。また、こんごう型には無かったヘリコプターの格納庫も設けられています。

 レーダーはこんごう型のSPY-1から、低高度を飛翔する小型目標の追尾・補足能力が向上したSPY-1D(V)に、イージス戦闘システムも、就役当時最も新しいバージョンだったベースライン7.1Jが採用されています。

 またMk.41「VLS」(ミサイル垂直発射装置)の配置がこんごう型とは逆に、前部に8基(64セル)、後部に4基(32セル)となっているほか、敵の艦艇を攻撃するための対艦ミサイルはこんごう型の「ハープーン」から国産の「90式艦対艦誘導弾」に変更されています。

 あたご型の主砲はこんごう型と同じ127mm単装砲ですが、こんごう型のオート・メラーラの54口径砲127mm単装砲よりも砲身が長く、その分だけ射程も長くなった62口径の「Mk.45 Mod4」を搭載しています。

 あたご型は就役当初から弾道ミサイルの捜索・追尾能力を備えていましたが、就役時にはSM-3ミサイルの運用能力は備えていませんでした。しかし北朝鮮の弾道ミサイルの脅威がさらに深刻となったことから、2011(平成23)年にSM-3の運用能力を付与する事が決定され、2016(平成28)年から改修工事が行なわれています。

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コメント

1件のコメント

  1. 実写版空母いぶきが公開されたら

    シン・ゴジラ以上の大反響になりそうな予感

    そして実写邦画も充実しそう

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