道路に水玉模様で速度落ちる? 一般道初、峠道の事故対策に導入 その効果とは

首都高では導入済み どんな効果があった?

――導入効果をどのように測定されますでしょうか? また、今後ほかの区間にも導入されるのでしょうか?

 効果測定については、大型車の事故が多いため、商用車のプローブデータ(走行情報)により施工前と施工後の走行速度を比較することで、速度抑制の効果があるかを確認します。また、通行による摩耗状況を踏まえた経済性、施工性などを総合的に分析し、ほかの道路への事業化に向けた評価検討を行います。

※ ※ ※

 高崎河川国道事務所によると、この区間では注意喚起の看板などは従前から設置しているものの、言葉ではなかなか効果が得られなかったといいます。「オプティカルドットシステムはすでに首都高で導入しており、そこで認められた速度抑制効果がここでも発揮されることを期待しています」と話します。

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碓氷バイパスでの施工の様子。上り坂となる長野方面行きの走行車線にドットがペイントされた(画像:高崎河川国道事務所)。

 首都高でオプティカルドットシステムが導入されているのは、S5さいたま大宮線、美女木JCTから浦和南料金所にかけての下り線です。ここは碓氷バイパスのようなカーブの続く区間ではなく、見通しのよい直線の下り坂となっています。

「下り坂の先に浦和南料金所があるため、スピードを十分に落とさないままETCレーンに進入するなどして、施設に接触してしまうケースがありました。その対策も含め、下り坂における速度抑制を目的として導入しています」(首都高速道路)

 首都高速道路によると、この区間ではオプティカルドットシステム導入から1年後、走行車両の最大30%に速度抑制効果が確認できたそうです。多くの車両で一様に速度が下がったわけでなく、スピードが出すぎていたクルマが減った印象だといいます。

【了】

※一部修正しました(8月27日16時40分)

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コメント

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4件のコメント

  1. >カーブでブレーキを踏むことを期待
    カーブで踏んだらスリップするだろ
    手前で踏ませないと

  2. コーナーだと数を数えて深さの概算をさせて効果はあると思うけど、ストレートで効果があるか?

  3. >上り坂では、勢いをつけて坂を上ろうとする大型車が転倒して死亡事故が起きたり、荷物が落下して車線をふさいだりする事例があったためです。
    そうか、上り坂だから勢いをつけようというのは危険なんだな。
    速度回復して下さいと道路会社が促す看板出しているのは危険行為なんだな。
    これからは上り坂の勾配に合わせて自然に速度を落とそう。特に関越道花園の練馬寄りとか中央環状線東中野駅下とか。

  4. これ自動運転車のカメラに悪い影響とか無いの ?