「あ、危ねー!」「超急カーブ」 ストレートすぎる路面標示、そもそもアリ?
見通しの悪い場所やカーブで、「危ない」「急カーブ」といった路面標示がなされていることがありますが、「!」や「超」がついた強めのフレーズで書かれたものが存在します。このような路面標示はなぜ生まれたのでしょうか。
「あ、危ねー!」は方言
見通しの悪い場所や、急なカーブでは、「危ない」「急カーブ」といった道路標示で注意喚起していることがあります。ただ、そのフレーズは必ずしも決まっているわけではないようです。
福岡県吉富町のある町道には、「あ、危ねー!」「飛び出す!」「ゆっくり!」といった標示が存在します。句点や「!」を使用した道路標示がなぜ生まれたのか、町道を管理する町の産業建設課に聞きました。
――「あ、危ねー!」などの道路標示をなぜ施工したのでしょうか?
これらの標示が設けられているのは通学路である狭い町道で、2013(平成25)年度に施工しました。そのころ、自動車が通学中の児童などに突っ込む事故が全国で起こっており、警察と教育委員会から対策を依頼されたものです。
――どのような対策がなされたのでしょうか?
警察はこの道路の制限速度を40km/hから30km/hに引き下げ、町では(速度抑制対策として)カラー舗装と狭窄部(きょうさくぶ。通行路の両側に障害物を設けるなどして意図的に道路の幅を狭めた箇所)を設けました。それだけでは足りないので、たとえばゆるやかなカーブで見通しが悪い箇所に「あ、危ねー!」の標示を施工しています。
これら標示は、当地の方言を取り入れたものです。熊本県相良村の「あぶなか」という標示を参考にしています。
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吉富町の産業建設課によると、これらの道路標示について「児童の保護者からは、いい取り組みだと賛同いただいています」と話します。
やっぱり強烈なのは温見峠の「落ちたら死ぬ!!」だろうな。