陸自の切り込み担当、水陸機動団のお仕事とは 島しょ防衛の要、総火演に見るその一端

2018年3月に創設された陸上自衛隊の水陸機動団が総火演に登場、島しょ防衛をテーマとしたシナリオ演習でその役割の一端を観ることができました。実によく走ります。

海から空から島へ上陸!

 最初に上陸するのは、偵察用のラバーボートに乗船した水陸機動連隊の情報小隊です。上陸予定の海岸地域を偵察し、その情報をもとに海上自衛隊の護衛艦からの攻撃などで周辺の敵の脅威を排除、そこへ水陸機動団の上陸部隊を載せたAAV(水陸両用車)が海上から海岸へと切り込んでいきます。

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ヘリから飛び出す水陸機動連隊の隊員(2018年8月23日、乗りものニュース編集部撮影)。

 AAVと上陸し展開した隊員が攻撃を開始し、ある程度の安全を確保したのちに、UH-60JA「ブラックホーク」やCH-47JA「チヌーク」などのヘリコプターによって次々と隊員や装備が空輸されます。この間、AH-1S「コブラ」対戦車ヘリコプターによる空中からの掩護射撃もありました。やがて水陸機動連隊の主力が上陸、後続のほかの部隊が上陸するための拠点を確保します。

「水陸機動団は島しょ防衛における水陸両用戦を目的として2018年に発足しました。米海兵隊を手本とするも、事実上の独立した軍である海兵隊に対して水陸機動団は陸上自衛隊の一部である点が異なります」(航空軍事評論家 関 賢太郎さん)

 なお拠点確保ののちは、上陸してきた後続部隊が島の奪回にむけ戦闘を展開します。16式機動戦闘車や戦車などが活躍するのはこのあとです。

【了】

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