JR御茶ノ水駅のバリアフリー化が前進 改札内エレベーター使用開始へ
JR御茶ノ水駅で、ホームとコンコースをつなぐエレベーターの使用開始時期が決定。これにより、ホームから改札へのバリアフリールートが完成します。
聖橋口駅前広場の完成は繰り下げ
JR東日本は2018年10月24日(水)、バリアフリー整備などの工事を進めている御茶ノ水駅(東京都千代田区)で、2019年1月末に改札内エレベーターの使用を開始すると発表しました。
エレベーターは上り・下りホームに各1基が設置されます。これにより、各ホームから御茶ノ水橋口改札までのバリアフリールートが完成します。
また、ホームには、新たに階段1か所ずつと、エスカレーター2基ずつも設置され、2019年1月以降、順次使用が開始される予定です。
なお、東側の聖橋口では千代田区と連携して駅前広場整備事業が進行中。完成時期はこれまで2020年度とされてきましたが、JR東日本によると広範囲にわたる地中埋蔵物の処理などの影響により、2023年度に繰り下がるということです。
JR御茶ノ水駅は中央線快速や中央線・総武線各駅停車が乗り入れています。2017年度の1日平均乗車人員は10万5735人です。駅周辺には大学病院など大規模な医療機関が複数ありますが、一方で駅はバリアフリー設備の整備が課題でした。
今回の工事では、線路上空に御茶ノ水橋口と聖橋口を結ぶ人工地盤を構築し、ホームとコンコースをつなぐエレベーターやエスカレーターを設置します。これにより御茶ノ水橋口と聖橋口へのバリアフリールートを確保する計画です。
【了】
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