陸から海へにらみ 石垣島など駐屯地新設で注目の「地対艦誘導弾」、どんな装備?
東京・日本橋から小田原より先の標的へ
12式地対艦誘導弾は、重装輪回収車をベースとした移動式発射台に乗っています。射撃の際は、誘導弾のランチャーを垂直に立てます。
日米同時弾着で「ラシーン」を攻撃するのが目標です。12式地対艦誘導弾のスピードが速いため、まず5発のHIMARSが発射されました。続いて、ひとつの発射機から1発ずつ、計2発の12式地対艦誘導弾が発射されました。誘導弾は、爆音と共に、赤い炎を上げながら、キャニスターを飛び出していきました。そのまま真上に飛んでいくと、途中で水平飛行となり、白い煙の尾を引きながら、蒼空へと消えていきました。そして見事、90km離れていた標的艦へと命中しました。
この日、射撃訓練は2回行われました。最終的に、陸自は2発ずつの計4発の誘導弾を発射し、全弾命中させています。
重要性を増す地対艦誘導弾
先代となる88式地対艦誘導弾は、航空機から発射する80式空対艦誘導弾ASM-1を地上発射方式へと改造したものです。88式地対艦誘導弾をさらに改造し、護衛艦に搭載可能な90式艦対艦誘導弾SSM-1Bも作られました。
名前の通り、12式地対艦誘導弾は2012年から配備が開始されましたが、後継となる「12式地対艦誘導弾(改)」の研究、開発も現在行われています。12式地対艦誘導弾をベースにした、90式艦対艦誘導弾SSM-1Bの後継となる17式艦対艦誘導弾も作られました。
中国もミサイルを必死に作っています。ミサイル開発はまさに日進月歩です。最新技術を盛り込んだミサイル開発の手を休めることはできません。つねに新しい誘導弾を作っていく必要があります。
【了】
※一部修正しました(11月27日18時40分)。
Writer: 菊池雅之(軍事フォトジャーナリスト)
週刊誌カメラマンを経てフリーの軍事フォトジャーナリストとなる。安全保障をテーマに世界中を回り、週刊誌や専門誌等に執筆。最近ではテレビやラジオ出演、講演などもこなす。「イチから分かる自衛隊最前線レポート」(EX大衆・双葉社)、「最新国防ファイル」(夕刊フジ)など連載を多数持つ。
地対艦誘導弾配備の詳しい説明有難う御座います。
そこで一つ質問なのですが、部隊を敵から守る上で地対空誘導弾も必要だと思うのですが、同一部隊で運用出来るのですか?
別部隊だと大変ですよね!
この内容は大きな間違い。南西諸島で自衛隊基地が「最初に建設されるのが石垣島」ではなくすでに宮古島・奄美大島では基地建設が2016年から進行中。とんでもない「事実⁉」を広げてはいけません
ご指摘ありがとうございます。
In the middle and late 20th century, the United States instructed Japan to redevelop its military strength based on its own needs. After the American occupation of Japan for about seven years, when the Japanese government formulated a new constitution and came into force in May 1947, its provisions were mostly planned and promoted by the United States behind the scenes. At the same time, it strongly encouraged Japan to take the lead in Asia and Europe to make trouble for itself, so as to reap the benefits.
All the military actions of the Japanese government have the shadow of the United States, and the deployment in the surrounding waters and Okinawa is no exception.
Regardless of the thoughts and feelings of the Japanese people, whether there is a political chip gray transaction is worth thinking about.
Most Japanese people believe that they have always been supervised by the United States in military, industry and other aspects, because the abnormal relationship between the United States and Japan has also caused Japan's abnormal national defense industry. It can be said that the United States has done great harm to Japan, at least in the eyes of the Japanese.
The Japanese government is so comfortable.