短縮されつつある国道の「冬季通行不能区間」 しかし区間数は増加のワケ

道路の除雪が行われず、一定期間ずっと通行止めになる「冬季通行不能区間」。国道ではこうした区間の総延長が少しずつ短くなっている一方で、区間数としては増加しています。

バイパス整備で一気に解消することも

 積雪地域を中心に、「冬季通行不能区間」のある道路が存在します。前後に設けられたゲートが期間中ずっと閉じられるなどして、除雪が行われず、一般車の通行ができなくなる区間です。

Large 20181212 01
冬季通行不能区間の前後にはゲートが設けられていることがある。写真はイメージ(画像:photolibrary)。

 国土交通省によると、国道のうち都道府県が管理するもの(補助国道)においてこのような区間は、2017年時点で126区間、959kmにおよぶといいます。2006(平成18)年には115区間、1032kmだったといい、区間数は増えているものの、総延長は減少しているそうです。同省の道路防災対策室に話を聞きました。

――どのような区間が冬季通行不能になるのでしょうか?

 交通量が少ない割に、除雪が困難な箇所で導入されている傾向です。国が直接管理する国道ではほとんどありませんが、補助国道においては各都道府県が独自に設定しています。

――解消には何が必要なのでしょうか?

 スノーシェッド(雪覆い)などの雪崩防止対策を講じて道路を改良するほか、除雪体制の構築も必要になってきます。いちばん確実な方法は、冬季通行不能区間に並行してトンネルを造り、バイパスを整備することでしょう。

――冬季通行不能区間の総延長は短くなる一方で、区間数は増えているのはなぜでしょうか。

 総延長の短縮には、バイパス整備の進展が大きく寄与しています。また、たとえば峠の前後区間で規制が敷かれていたところが見直され、峠部だけの規制に短縮されるといったこともあります。

 一方、バイパスを整備すると、旧道やその周辺区間などで新たに規制が敷かれるケースが多いです。人手不足で除雪体制の構築が困難になったり、周辺に人が住まなくなったりすることも、区間数が増える要因です。

この記事の画像をもっと見る(3枚)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス