知られざる軍艦暮らし ネットや娯楽は? 数か月にもなる艦内生活、カナダ海軍の場合

「アストリクス」のジムは24時間開放でインストラクターつき

 今回取材したカナダ海軍の2隻の軍艦のうち、「カルガリー」は戦闘を主任務とし、かつ船体がそこまで大きいわけではないこともあって、やはり艦内の狭さを感じました。実際に筆者も、艦内の急角度な階段で何度か頭をぶつけてしまいました。しかし、それとは対照的に、補給艦「アストリクス」では、船体の大きさもあってか、非常に広々とした空間を、乗員の艦内生活充実のために活用していました。

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カナダのフィットネス会社がプロデュースする補給艦「アストリクス」のジム。インストラクターも常駐(2018年11月21日、乗りものニュース編集部撮影)。

 たとえば艦内には、乗員が体を鍛えるためのジム(トレーニングルーム)が設けられ、広々とした空間に筋トレ用の器具がずらっと並び、奥へ進むとトレーニング用のマットレスまで敷かれていました。それだけではありません。実はこのジム、乗員やゲスト向けに24時間いつでも解放されていて、さらにインストラクターまでいるとか。ちなみにインストラクターは民間人で、寄港地ごとに交代しながら「アストリクス」の長期航海中もずっと乗船しているそうです。

 また、「アストリクス」の艦尾にはヘリコプターを格納するための大きな格納庫がふたつ設けられているのですが、現在は機種転換中につき、いずれの格納庫も空いた状態です。そのため、航海中の乗員の気分転換に、格納庫内で映画鑑賞したり、さらにはバーベキューが行われたりすることもあるそうです。

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「アストリクス」艦内ジム。室内は明るく、壁もこのとおり(2018年11月21日、乗りものニュース編集部撮影)。
「アストリクス」ヘリ格納庫に置かれた卓球台(2018年11月21日、乗りものニュース編集部撮影)
「カルガリー」のヘリ格納庫に並んだダンベル。フィットネス器具も見られた(2018年11月21日、稲葉義泰撮影)。

 このように、今回取材した「カルガリー」と「アストリクス」には、ネット環境から体を動かすためのトレーニングルームにいたるまで、乗員が生活するためのさまざまな工夫がなされていました。しかし、これも裏を返せば、軍艦という特殊な環境で長期航海をするためには、このような乗員がリフレッシュするための環境を整備することが重要だと言えるでしょう。

【了】

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