知られざる軍艦暮らし ネットや娯楽は? 数か月にもなる艦内生活、カナダ海軍の場合

艦内での礼拝はどうやるの? 宗教のお話

 たとえば日本の艦艇や民間輸送船のブリッジなどでは神棚が置かれているのを目にしますが、外国の船ではどうでしょうか。外務省によれば、カナダは国民の半分近くがキリスト教徒(ローマン・カトリック)ですが、では、いわゆる日曜礼拝などはどのようにしているのでしょうか。

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補給艦「アストリクス」甲板上で取材に応じる、カナダ海軍のジェームズ・クラッセン少佐(2018年11月21日、乗りものニュース編集部撮影)。

「『カルガリー』にも『アストリクス』にも、チャペル(礼拝堂)のような施設が設けられているわけではありません。しかし、日曜礼拝などを行うために、寄港地で艦内に神父様をお呼びしたり、あるいは乗員がボランティアで神父になったりすることもあります」(カナダ海軍 ジェームズ・クラッセン少佐)

 艦内生活において、信仰面でのケアは非常に重要なものです。たとえばアメリカ海軍の原子力空母では、しっかりとしたチャペルが設けられていて、そこで従軍聖職者による礼拝などが行われています。カナダ海軍でも、多くがキリスト教徒であるため、こうしたケアも重視されているようです。

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