向ヶ丘遊園跡地に温浴・商業施設 アウトドア機能も 開発計画始動へ 小田急

環境影響評価手続きに着手へ

 向ヶ丘遊園は1927(昭和2)年、小田原線の開通と同時に開園。1958(昭和33)年にはばら苑がオープンします。1966(昭和41)年には向ヶ丘遊園駅と向ヶ丘遊園正門駅を結ぶ向ヶ丘遊園モノレール線が開業しましたが、このモノレールは2000(平成12)年に運行を休止(翌2001年に廃止)。向ヶ丘遊園自体も2002(平成14)3月に閉園を迎えました。

 同園は多摩丘陵の自然を生かした「花と緑の遊園地」としての特徴を持ち、そのなかのばら苑は閉園後も川崎市と同市民によって手入れが引き継がれています。また、跡地の一角には、2011(平成23年)9月に「藤子・F・不二雄ミュージアム」が開館しています。

 跡地利用を巡っては、2004(平成16)年に小田急電鉄と川崎市が、緑の保全などを盛り込んだ「向ヶ丘遊園跡地に関する基本合意書」を締結。2007(平成19)年には小田急電鉄が宅地開発の計画を発表し、2010(平成22)年には規模を縮小した住宅や庭園整備の基本計画を策定しました。しかし2014年、同社は「昨今の事業環境を勘案した結果」として、基本計画の見直しを表明しています。

 今後は、2023年度の完成を目指し、計画の具体化を進めるとともに、近日中に川崎市の条例に基づく環境影響評価手続きに着手する予定です。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 自分が30代になる頃にはもう混浴は皆着衣だと思ってる

  2. 施設が稼働する頃にはモノレール線も再設置して欲しいものですね