日本唯一、3か国間の国際フェリー 乗船時から「異国感」、海まで凍るウラジオストクへ

ロシア極東のウラジオストクには飛行機で行くのが一般的ですが、鳥取県から韓国経由でフェリーも運航されています。日・韓・露の3か国にまたがる唯一の航路は、韓国の会社が運航。冬には海の絶景も楽しめます。

乗ったときから「異国感」 冬の甲板では絶景も!

 このフェリーは韓国の会社ということもあり、乗客のほとんどは韓国人で、日本人やロシア人の観光客はそのうちの2割ほど。船内放送も韓国語もしくは英語となっており、乗船したときから「異国感」が漂います。

 船内レストランも韓国料理がメインで、ビュッフェスタイルでチゲなどが食べられます。早朝から深夜まで営業しているバーも船内にあり、こちらではハンバーガーなど韓国料理以外の食事メニューも揃っています。もちろんアルコール類も、ビールやカクテルなど種類が豊富です。

 さらに、2階船尾にはナイトクラブやカラオケも。ナイトクラブでは夜ごとショーが開かれます。そのほか、大浴場、無料のサウナ、免税店、コンビニなど、長い船旅を楽しく過ごすための基本的な施設はひととおり揃っているといえるでしょう。

 船内だけでなく、船外の景色も見どころです。冬季に乗船したら、ウラジオストクに到着する前に甲板に出て、周りを見渡してみてください。見渡す限り海が凍りつき、一面の銀世界となっていることがあります。そのなかを船は分け入るようにして進み、船尾から後ろには、氷が割れて一筋の「道」が海上に作られるのです。

Large 20181224 01
ウラジオストク港付近。厳冬期には海が凍る(高山和佳撮影)。

 厳冬期のウラジオストク周辺の海域では海が凍りつき、人がその上を歩けるほどになります。同地の観光シーズンは温暖な8~10月とされていますが、氷の絶景を見るために、あえて冬季のフェリーに乗船するという選択もありでしょう。

 ちなみに、ウラジオストクはロシア極東の軍港であるとともに、古くから商業港としても栄え、アジア太平洋各国との貿易拠点になっていました。2017年8月からは簡易ビザ制度が始まり、これまで煩雑だったビザ手続きも電子化により簡単になっています(ウラジオストク含む沿海州の滞在のみ有効)。

【了】

※記事制作協力:風来堂

この記事の画像をもっと見る(7枚)

最新記事

コメント

3件のコメント

  1. あの…

    言ってはなんですが、韓国で改造のうえというのが、その…なんだ…

  2. 魔改造…されてないといいね

    樺太にはフェリーで行くのはありだけど、ウラジオストクは飛行機で行きたいかな…

  3. 前歴では鹿児島-奄美-沖縄航路という南国情緒がある航路運航していたのに

    現航路は冬季、海氷を割って航行する航路で運航中…いろいろ考えさせられる

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 都市に迫るロシア軍の「弾道ミサイル」が“空中で木っ端みじん”になる瞬間をウクライナ軍が公開 追尾から撃墜まで詳細に
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  5. 海自「イージス艦の相棒」が火を噴いた!ミサイル発射の瞬間を防衛省が公開 “強力な防空能力”を持つ汎用護衛艦
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開