巨大自動車専用船の入港に密着 タグボートから見た着桟作業、大きな船はどうつなぐ?

クルマの海上輸送を担う自動車専用船、その船体は大きなもので小回りが利きません。港内ではどのように桟橋へと船を着けるのでしょうか。とある着桟作業に密着しました。

広そうで広くない港内、巨大な船はどう移動?

自動車専用船の入港作業、タグボートの果たす大きな役割(1分31秒)。

 横浜港にいま、日本郵船の自動車専用船「ピスケス・リーダー」が入港してきました。2018年7月21日(土)と22日(日)の両日、横浜港大さん橋ホール周辺にて開催される「海洋都市横浜うみ博2018」における一般公開に向け、それに先立つ20日(金)朝、同船はここ横浜港の大さん橋に着桟するのです。着桟とはその字面どおり、桟橋に船を着けることです。

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日本郵船の自動車専用船「ピスケス・リーダー」を先導するタグボート「魁」(2018年7月20日、乗りものニュース編集部撮影)。

「ピスケス・リーダー」は全長約199m、全幅約36m、6万9931総トンという巨体です。これくらいの大きな船になると、どうしても小回りが利きません。そうした船が入港する際、舵や推進器の代わりとなり、港内などでの移動をサポートするのがタグボートです。

「船はクルマに比べ、自分の意志とは若干動きがズレます。また舵を切り曲げるときは、お尻を振りながら大きく回っていきます。ゆえに、港内を何百メートルの船が直角に曲げていこうとすると難しさが出てきます。そこで我々のようなタグボートが小回りを利かせるのです」(ウィングマリタイムサービス 松田船長)

 タグボートが大型船を引くときはロープで引き、押すときは船体どうしを接触させて直接押します。タグボートのへさきによく古タイヤが見られるのはそのためです。

 ちなみにこのタイヤ、ウィングマリタイムサービスでは中古のジェット旅客機用タイヤを使用しているといいます。

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