意外と身近な不発弾、実際どう処理? 危険手当1万400円、自衛隊不発弾処理隊の戦い(写真11枚)

住民避難や交通の規制など、周囲に大きな影響を与えることもある不発弾処理。その作業にあたる自衛隊の不発弾処理隊は、2018年12月現在まで一度の事故もない、プロフェッショナル集団です。

周囲の安全は確保した、それからどうする?

 前述のように、不発弾の処理方法はふたつです。現地で爆破可能と判断されれば、その場で爆破処理します。もし、爆破不可能と判断されれば、爆弾に取り付けられた信管を除去するなどして、不発弾を安全化します。処理の成功が確認されると、交通規制は解除され、住民も自宅へと戻ることができます。

 信管除去処理の場合、不発弾は自衛隊が回収し保管します。保管された不発弾は、危険性が高い場合は別の安全な場所で爆破処理されますが、危険性が低いものは、処理企業に引き渡して処分してもらうそうです。

 不発弾処理隊の隊員たちは、発見された不発弾の識別や処理方法について、徹底的に議論し、もっとも安全かつ確実な処理方法を導きだすといいます。そのため、処理作業中は、あくまでも淡々と定められた手順で安全確実な作業をするだけだそうです。

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信管が抜き取られ、安全化された不発弾(画像:陸上自衛隊)。

 ちなみに、危険と隣り合わせで作業する不発弾処理隊の隊員たちへは、いわゆる危険手当として、「不発弾の信管除去などの最も危険な作業に従事した場合には、日額1万400円」「信管除去など以外の(比較的危険度の低い)不発弾の捜索や発掘などに従事した場合には、日額750円」が支給されます。

 不発弾処理隊は、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」においても、対テロ・ゲリラ対策の一環として、警察と連携して爆発物の処理にあたる可能性が指摘されています。また、年々不発弾の処理件数は減少傾向にあるものの、その数がゼロになるのはまだ先の事でしょう。

 日本の地中に眠る不発弾がなくならない限り、不発弾処理隊の奮闘は続くのです。

【了】

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1件のコメント

  1. 2009/1/14の爆破事故の事でしょうか?

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