陸自ヘリの救助活動、実際どうやっているの? 2015年9月、鬼怒川氾濫に飛んだUH-60JA

陸上自衛隊のヘリコプターによる救助活動は、実際のところどのように行われているのでしょうか。2015年9月、関東・東北豪雨にて救助にあたった、UH-60JAの機内の様子を追います。

鬼怒川氾濫、濁流が街並みを襲った「平成27年9月関東・東北豪雨」

 2015年9月10日、鬼怒川上流に集中して降り注いだ雨は、下流の堤防を決壊させるほどの勢いで増水し、茨城県常総市を中心とした広範囲に水害をもたらしました。のちに「関東・東北豪雨」と呼ばれる災害です。

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陸上自衛隊が保有するUH-60JA。この機体はスキーを履いているため、雪面にも着陸することができる(矢作真弓撮影)。

 この雨の影響によって、茨城県を中心とした地域に大雨特別警報が発令され、同日9時5分に茨城県知事が陸上自衛隊施設学校(勝田駐屯地)に対して、孤立者の救助やボートによる避難支援、土嚢などによる水防活動等に関する災害派遣要請を行いました。

 防衛省・自衛隊は約11日間に及ぶこの派遣で、のべ人数約7535名、のべ車両数約2150両、航空機はのべ約105機を派遣し、人命救助作業等にあたりました。

 この災害は、朝からテレビ各局で生中継されました。押し寄せる濁流に、いまにも飲み込まれそうな家屋の屋根には、孤立し助けを求める住民の姿が映し出されていました。勢いを増す水流と、家屋の壁に次々と押し寄せる瓦礫に、万事休すかと思われたその時、1機の陸上自衛隊のヘリコプターが飛来しました。群馬県に司令部を置く第12旅団の多用途ヘリコプター、UH-60JAです。

 第12旅団第12ヘリコプター隊のUH-60JAは、現場に到着するや否や、すぐに人命救助活動を開始しました。当然のことながら、濁流が押し寄せている場所に着陸することはできません。また、家屋の屋根に降りることもできません。そうしたなかUH-60JAは、機体に取り付けられた「ホイスト」という装置を使って細いワイヤーに吊られた隊員を降ろしていきました。

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コメント

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1件のコメント

  1. 宇都宮駐屯地のUH-1Jなら鬼怒川でタッチアンドゴーやってます。
    市民説明無しに20年前エキュレイユで長時間上空偵察して勝手にタッチアンドゴーの演習エリアとして
    ほぼ毎日演習してる。隣は河川ゴルフ場だと配慮して?何故か住宅の有る町の方寄にタッチアンドゴーしてやがりますよアノ連中! 河川敷の土手から数百メートルの所ですよ。もうアホなの?市民の安全や平温を
    打ち消しても自衛隊いいのか?と言う事に怒り心頭です。
    宇都宮駐屯地のヘリ救助は聞いたことがないのでハッキリ言って不信感しか無い。