空母化で話題「いずも」と「かが」、乗ったらどんな船? 快適艦内と甲板塗料のヒミツ(写真16枚)

事実上の空母化が話題の海自いずも型護衛艦「いずも」と「かが」、特徴的な甲板もさることながら、その艦内や生活区画の様子はどのようなものなのでしょうか。実際に乗艦してきました。

広々とした格納庫、艦内には女性用区画も

 艦内で最も広いスペースを取っているのがやはり格納庫です。2018年現在、ここにはヘリコプターが置かれています。近い将来、ここにF-35Bも格納されるのでしょうか。いずれにせよ、広さは充分です。

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「かが」の格納庫。艦内で最も広いスペースをとっている(菊池雅之撮影)。

 航空機だけでなく、車両を積載することもできます。2016年4月に発生した熊本大地震の際、「いずも」は、北海道小樽港で陸自災害派遣部隊の車両を載せ、福岡県博多港まで運んでおり、そうした輸送艦としても使えます。これも海自が言うところの「多用途運用」のひとつです。なお、資料には3t半トラック50台を載せられると書かれていますが、それは床面積を単純計算して、それぐらいなら大丈夫であるという数字でしかなく、実際に限界まで載せたことはありません。「車両を取り回すスペースも必要であり、実際のところそれほど載らないのではないでしょうか?」(護衛艦「かが」幹部)とのことです。

 艦内には女性区画もあります。これも、ほかの護衛艦よりもはるかに広いスペースとなっています。居住区や休憩室、風呂、トイレが集約されています。「かが」では、女性自衛官が約40名も乗艦しており、航海科や機関科、航空科とすべての職種に就いています。珍しいことに、立入検査隊(ほかの船舶に対し立入検査を実施する実行部隊)にも2名の女性自衛官が選抜されています。女性が生き生きと活躍する未来の海自の姿を、「かが」は見せてくれました。

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女性居住区の様子。テレビやソファが置かれている休憩室で談笑(菊池雅之撮影)。
「かが」の女性乗員は約40名、立入検査隊にも2名が選抜されている(菊池雅之撮影)。
食事は乗員全員が同じ食堂を使用する。給養員による調理風景(菊池雅之撮影)。

 群司令以下、司令部幕僚などが使う「司令公室」と、「かが」の幹部が使う「士官室」という部屋があります。従来の護衛艦では、来客時の接遇から日々の執務、そして食事もこれら部屋で済ませていました。ですが、「かが」では、配膳や後片付けの効率性を追求した結果、食事に関しては、幹部であっても、海曹士と同じ食堂で食べていました。

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