空母化で話題「いずも」と「かが」、乗ったらどんな船? 快適艦内と甲板塗料のヒミツ(写真16枚)

事実上の空母化が話題の海自いずも型護衛艦「いずも」と「かが」、特徴的な甲板もさることながら、その艦内や生活区画の様子はどのようなものなのでしょうか。実際に乗艦してきました。

「かが」に乗ってみた

 2018年8月26日から10月30日にかけ、海上自衛隊は「平成30年度インド太平洋方面派遣訓練」を実施しました。英語表記である「Indo-Southeast Asia Deployment」の頭文字を取って「ISEAD2018」というコードネームで呼称されます。

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護衛艦「かが」のブリッジ(菊池雅之撮影)。

 この「ISEAD2018」に「かが」と、護衛艦「いなづま」「すずつき」、そして5機のヘリコプターが参加しました。8月26日に、「かが」と「いなづま」は海上自衛隊呉基地(広島県呉市)を、「すずつき」は同佐世保基地(長崎県佐世保市)を出港。南シナ海を南下し、フィリピン・スービック(9月1日から9月5日)~インドネシア・ジャカルタ(9月18日から9月22日)~スリランカ・コロンボ(9月30日から10月4日)~インド・ヴィシャカパトナム(10月7日から10月11日)~シンガポール・チャンギ(10月18日から10月23日)と5か国を巡りました。10月30日に沖縄県の勝連(海上自衛隊沖縄基地)へと入港し、すべての航海を終えました。なお、「すずつき」はスリランカには寄らずにひと足先に帰国しました。

 筆者は、この航程の中で、スリランカからインドを経てシンガポールへ向かう航海を行う「かが」に同乗取材しました。

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「かが」のお風呂(菊池雅之撮影)。
医療区画の一角に臨時の理容室ができる。ただしプロの理容師がいるわけではない(菊池雅之撮影)。
「かが」の手術室(菊池雅之撮影)。

 筆者が生活したのは、艦首部分にある居住区画でした。ここは通常、司令部や「かが」の幹部は使いません。外から乗り込んでくるゲストに対応できる区画となっています。今航海では、筆者を含め、インドから乗り込んできたインド海軍研修員などが使用しました。3段ベッドとロッカーだけが並ぶ殺風景な場所です。その寝るためだけの区画から扉1枚隔て、テレビやソファのある休憩室が隣接しています。さらに、扉を抜け、廊下に出ると、すぐにお風呂やトイレ、洗濯室などもあるため、生活動線は非常に良かったです。

 これほど大きな船体であるにも関わらず、艦内は非常にシンプルで分かりやすいのが特徴です。船体の内側中央は格納庫スペースとなっています。その格納庫を取り囲むように、まっすぐな直線通路があります。あとは、階段を使い、上下に移動するだけなので、自分が艦種側を向かって歩いているのか、はたまた艦尾側を向かって歩いているのかさえ、しっかりと認識していれば、迷うことはありません。

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