通路段差がほぼないバス、エンジンどこへ? 都バス日本初の「フルフラットバス」導入(写真18枚)

バス車内の床に段差があるのは、エンジンルームにスペースを割くといった理由がありますが、都バスの新車両は、バス最後尾席前まで通路に段差がありません。エンジンはどこへ行ってしまったのでしょうか。

つり革も車内の後方まで設置

車内の最後部座席付近まで段差がない、日本初の「フルフラットバス」(42秒)。

 東京都交通局が2018年12月25日(火)から都営バスで、日本初となる「フルフラットバス」の運行を開始します。

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東京都交通局が都営バスに導入した「フルフラットバス」(2018年12月20日、中島洋平撮影)。

 このバス車両は、前扉から最後部座席付近まで、通路の段差がありません。車両メーカーはスウェーデンに本社を置くスカニア、車体製造はオーストラリアのボルグレンが担当しました。これまでの国産車両による都営バスとは塗色も異なり、白が多めで、ヘッドライトも角形のものから、外側へ吊り上がった形になっています。

 現在、都営バスで主流である「ノンステップバス」の車内通路には、前扉から中扉付近までは段差がないものの、そこから車内後方にかけては段差があり、床が少し高くなっています。このため、車内前方に乗客が留まり混雑する傾向がありました。この床の高い部分はそのぶん天井が迫り、つり革も立っている人の顔に当たってしまうため取り付けられていませんでしたが、フルフラットバスは車内後方までこれを設置しており、立ったままの乗客が奥まで詰めて乗車しやすくなることによる、混雑の緩和が期待されています。

 小池百合子 東京都知事は「その名の通り車内がフラットなので、バスの後部まで車いすでも動けます。高齢者にとっては、車内のちょっとした段差がつまづきや転倒の要因になるため、それを防ぐこともできるでしょう」と話します。

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コメント

4件のコメント

  1. >段差が存在するのは、高くなった部分の下にエンジンやタイヤがあるため
       ↓
    >エンジンを車両の最後尾へ垂直に配置することで段差の解消を実現

    あの~、後輪タイヤハウスをどのように処理したのかについての解説もお願いできないでしょうか

    • 写真を見る限り、従来通りにタイヤハウスの上に座席があるように思えますが

    • 【参考:都営バス系のファンサイトより】採用された後輪周りの構造。
      →http://toeibus.com/archives/17173

  2. アホくさ~、床面積と助成金に取り付かれたバスは全長が長くなって重量が増すばかり
    タイヤハウスの凸凹を解決するにはトラックの4軸車のように軸数を増やして許容限度に対応して低床化するしかないでしょ
    だいたいこの類のバカみたいに重くなりすぎたバスを2軸で支えることが限界でタイヤすら小型化することができない
    かと言って軸数を増やせば価格がハネ上がるしタイヤ代もバカにならないし
    まあ無理して存続の型式からチョロチョロ改造を加えてきたことが仇と言うか?何と言うか?
    低床4軸トラックの2デフ方式とはいかないまでも軸数を増やすことの視野も入れないとボチボチ危ないんじゃないですかね?