ホーム10両化で千代田線の「便利な始発駅」に 北綾瀬駅から都心へ直通列車出発!
東京メトロ千代田線 北綾瀬駅ホームの10両化工事が完成。これまでは3両編成が発着するのみでしたが、ダイヤ改正後は、10両編成の列車に乗れば隣の綾瀬駅で乗り継ぐことなく、そのまま東京都心へのアクセスが可能になります。
都心へ「座って通勤や通学できる」
東京メトロ千代田線 北綾瀬駅(東京都足立区)のホーム10両化工事が完成。2019年3月15日(金)に「10両編成出発式」が行われました。
北綾瀬駅は1979(昭和54)年12月に開業。沿線住民からの要望を受けて、綾瀬駅(東京都足立区)から綾瀬車両基地(同)に続く線路上に新駅が設置されました。開業以来およそ40年間、北綾瀬駅と、2.1km離れた隣の綾瀬駅とのあいだでは、3両編成の列車が往復しています。千代田線の代々木上原方面(東京都心方面)に向かうには、綾瀬駅での乗り継ぎが必要です。
しかしその後、利用者の増加を受け、東京メトロは北綾瀬駅のホームを10両分に延伸しました。ダイヤを改正する2019年3月16日(土)から、一部列車を10両編成にして運行します。これにより綾瀬駅で乗り継ぎが解消。北綾瀬駅から都心方面へ、1本の列車で向かうことが可能になります。綾瀬駅での乗り換えがなくなることで、同駅ホームの混雑も解消します。
「これまで北綾瀬駅を利用されていた方は、綾瀬駅で狭いホームを通って乗り換えられていました。これからはゆったりと座って通勤や通学ができます」(東京メトロ担当者)
北綾瀬駅では今回のホーム延伸とあわせて、駅南側のしょうぶ沼公園側にも出入口を新設。さらに新しい改札は2階に変わり、エレベーターも設置されています。駅舎の屋根は自然光が入る膜屋根が特徴です。
今後は駅北側に、環七通りをまたぐ連絡通路が増設される計画です。駅ビルの新築なども進められ、駅全体のリニューアル工事は2020年12月の完成が予定されています。
【了】
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