公用車は「カーシェア」の時代? 一般人も利用可、維持費も削減…活用法あれこれ

カーシェアで公用車削減、しかし懸念も

 2018年10月には、東京23区の自治体で初めて、世田谷区が公用車にカーシェアサービス「タイムズカープラス」を導入。ただこちらは、一般のカーシェアサービスを公用に使う形です。

「庁舎の建て替えにあたり、公用車の台数を減らさなければいけないことから、カーシェアでバランスを取ろうと試行的に導入しています。公用車は各課で所有していますが、その稼働率が高い課もあれば、低い課もあるのが実情です。稼働率に応じて公用車の配置を調整し、その補完としてカーシェアを使えないかと考えました」(世田谷区 経理課)

 現在は一部職員を対象に、カーシェアの使い勝手や、費用対効果を検証しているとのこと。ただ、カーシェアの利用にあたっては一人ひとりに会員カードを発行し、それぞれが利用予約をしなければならないうえ、予約が埋まっていれば使えません。「各課の業務に必要な(公用車の)台数は保有しなければなりませんし、それを減らしすぎれば、災害時などに機動的な対応ができなくなる恐れもあります」といい、使い勝手をリサーチしながら今後の導入を検討していくとしています。

「タイムズカープラス」を展開するパーク24によると、同社では2010(平成22)年から翌年にかけて行われた福岡市による公用車のカーシェアを皮切りに、自治体との連携を積極的に進めているといいます。

 同社によると、(マイカー利用の削減による)環境への配慮、EVの普及促進、公用車の維持管理コスト削減、観光客へ向けた二次交通の提供など、自治体がカーシェアを導入する理由は様々。前出した名護市のように、公用車の維持管理コスト削減と二次交通の提供を目的としてカーシェアを導入し、その後も公用車の増車をせず職員がカーシェアをうまく利用している自治体もあるそうです。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 時代はマイカーリースでしょ?

    • 役所のゴミ収集もリース車だからね、
      それがマイカーと言えるかどうかは知らんが
      ただ公用車以外の自家用用途のユーザー何時までそんな乗り出し方をさせられるかが問題になってくるだろうね
      所有権が何処だろうが登録台数で販売実績を詠う時代も近々焦げ付きそうな気がせんでもないがね