「フル規格で早期整備を」 長崎県知事、長崎新幹線の与党検討委で要望

長崎新幹線(九州新幹線西九州ルート)に関する与党検討委員会が開催され、長崎県の中村法道知事に意見聴取が行われました。新鳥栖~武雄温泉間は、新幹線はフル規格整備を、在来線は引き続きJR九州の経営を要望しました。

長崎県に意見聴取 佐賀県分の負担肩代わりは拒否

 長崎新幹線(九州新幹線西九州ルート)に関する与党検討委員会が2019年4月9日(火)に開催。意見聴取のなかで長崎県の中村法道知事は、全線フル規格での早期整備を求めました。

 委員会終了後の会見で中村知事は、長崎新幹線の整備方式について、従来の新幹線と同じフル規格とするよう委員会で要望したと話しました。また、新幹線開業時に経営分離されることになる並行在来線について、JR長崎本線・佐世保線の新鳥栖~武雄温泉間についてはJR九州に引き続き経営してほしいことを伝えたといいます。

 このほか、財源や並行在来線の問題について国の方針を示してほしいこと、環境影響調査費を2019年度の国の予算に計上することを要望したといいます。

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フル規格で整備された九州新幹線鹿児島ルート(画像:photolibrary)。

 検討委の山本幸三委員長は、会議中、委員から中村知事に対して、佐賀県分の負担を長崎県が肩代わりできないかという話が出たことを明らかにしました。中村知事は「これ以上の財源負担には応じられない」としています。

 長崎新幹線は、九州新幹線(鹿児島ルート)の新鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)と長崎駅を結ぶ整備新幹線です。このうち武雄温泉駅(佐賀県武雄市)と長崎駅を結ぶ区間は、通常の新幹線と同じフル規格で建設中ですが、佐賀県内の新鳥栖~武雄温泉間は未着工で、整備方式も検討中。このため、武雄温泉~長崎間の先行開業時(2022年度予定)には、武雄温泉駅に在来線特急と新幹線列車が同じホームで乗り換えできる「対面乗り換え方式」が暫定的に導入されることになっています。

 新鳥栖~武雄温泉間の整備をめぐっては、新幹線と在来線を直通できるフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)が検討されていましたが、開発が難航していることから2018年7月に断念。一般の新幹線と同様の全線フル規格か、既存の在来線を活用するミニ新幹線のいずれかの方式が選択される見込みです。

 検討委は4月中に佐賀県へも意見聴取を行い、整備方式の結論を早急に出したい考えです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 必然性を余り感じない新幹線ですねぇ
    在来線の線形の改良と要所要所の複線化ではいけなかったんでしょうかねぇ

  2. いいじゃんか。
    県内に新幹線が走っているということで、充分お腹いっぱいだろ?
    佐賀のことにまでちょっかい出すな。

    鉄道がとてつもなく不便になるこの恨みは忘れないがな。
    長崎になんか、行くもんか。