首都高の価値ある「ちょい乗り」区間5選 普通車の最低料金300円で混雑回避!

300円で「9割時短」も!?

 同じ名前の「入口」から「出口」のあいだだけを走行するという“裏ワザ”的利用方法もあります。

渋谷入口→渋谷出口(3号渋谷線)

 首都高経由で約9分短縮(一般道経由約10分、首都高経由約1分)。渋谷入口は渋谷駅西側の道玄坂上(玉川通り)、渋谷出口は駅東側の金王坂上(六本木通り)に位置しており、このルートは渋谷駅周辺の混雑回避に有効だそうです。

霞が関入口→高樹町出口(C1都心環状線→3号渋谷線)

 首都高経由で約6分短縮(一般道経由約10分、首都高経由約4分)。霞が関の官庁街から六本木地区を越え、六本木通り(都道412号)の南青山地区に至る区間で、六本木通りの混雑回避に有効だそうです。

入谷出入口~本町出入口(1号上野線)

 首都高経由で約7分短縮(一般道経由約11分、首都高経由約4分)。C1都心環状線から上野方面へ延びる1号上野線は、終端部(入谷出入口)が他路線とつながっておらず、上下線とも比較的空いています。並行する昭和通り(国道4号)の混雑を回避して東京駅周辺と上野・根津方面を行き来するのに有効だそうです。

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本記事で紹介したETC普通車300円で利用できる5区間(首都高速道路ウェブサイトより)。

 以上、ETC普通車の最低料金300円で乗れる区間のみを紹介しましたが、首都高ウェブサイトでは特に時短効果が高いものとして、たとえば次のような区間も紹介しています。

・浅田入口→新横浜出口(K1横羽線→K7横浜北線):ETC普通車480円、首都高経由で約25分短縮(一般道経由約35分、首都高経由約10分)
・鹿浜橋入口→東北道・外環道接続部(S1川口線):ETC普通車490円、首都高経由で約21分短縮(一般道経由約28分、首都高経由7分)
・錦糸町入口→京葉道路接続部(7号小松川線):ETC普通車410円、首都高経由で約17分短縮(一般道経由約23分、首都高経由約6分)

 首都高では2019年4月以降、「近くでもシュッと行こう」というキャッチフレーズのもと、電車内で広告を掲出するなどして、短区間利用のPRを強化しているそうです。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 首都高じゃないが、第三京浜の“多摩川渡り賃”(玉川~京浜川崎)50円也。
    メチャクチャ重宝しまっせ。

  2. 前世紀いまだカーナビが普及する以前、東京高速道路(会社線)のタダ乗りは以外と便利だったけど、今の都心はどうなのかな?

  3. 小松川線の錦糸町~京葉口ってほぼ全線だな。
    まぁ効果はわかるけど。