「単線新幹線」実現するか 長崎や四国の新幹線構想で注目、しかし数多くの課題が
膨大な建設費がかかる新幹線。その整備方式のひとつとして「単線案」が浮上しました。長崎新幹線の未着工区間や四国新幹線を単線で整備して建設費を抑えようと考えられていますが、その実現には様々な課題があります。
建設費の削減案として浮上
新幹線を「単線」で建設しようという構想が注目されています。現在の新幹線は、基本的に上り列車用と下り列車用の線路をそれぞれ1本設けた「複線」。これに対して単線整備案は、上下の列車が1本の線路を共同で使います。
新幹線の建設を求める声は日本の各地にありますが、最大の課題は建設費。現在工事が進む長崎新幹線の武雄温泉~長崎間は約6197億円で、1kmあたりでは約94億円です。国や自治体の財政難が続くなか、そう簡単に建設できるものではありません。そこで浮上したのが、単線による新幹線の整備案。単純に考えると、単線は複線に比べて線路を敷くスペースが半分ほどで済みますから、用地買収費や土木工事費が減ります。
国土交通省は2019年3月7日(木)、九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)に関する与党検討委員会で、未着工の新鳥栖~武雄温泉間を単線で整備する案を説明。四国経済連合会の会長や四国各県の知事などで構成される四国新幹線整備促進期成会も、四国新幹線(大阪市~高松市付近~大分市)と四国横断新幹線(岡山市~高知市)の早期着工につながるとして、「単線構想をシンポジウムなどで積極的に紹介」(2019年4月15日付け徳島新聞朝刊)しているといいます。
しかし、新幹線の単線整備には、数多くの課題があります。
単線では、上下の列車が走りながらすれ違うことができません。どちらか一方の列車を駅に停車させ、そのあいだにもう一方の列車が対向の線路を通り抜ける必要があります。本数が多いと駅に停車する回数と時間が増えるため、その分、所要時間も長くなるのです。これでは200km/h以上の高速運転が可能な新幹線の利点が十分に生かせません。
四国に新幹線か~、夢のまた夢なのか
分からんけど何せキハ181しおかぜ時代から久しく利用した振り子のしおかぜに乗って速さに驚いたもんだけど
それにしても金かかるね~
長崎駅近くも新幹線でどう変わるのだろうか?
あの門司港駅とか長崎駅のように在来線の末端の駅のような雰囲気が好きなのだが、先日もかもめ号を利用したけどあれでは用が足らんと言うことなのかね?自分はあれで十分だと思うし、ほくほく線のはくたかや碓氷峠のあさまでも不便を感じたことは無いけど年寄り独自の感覚なのか?
四国もそうだけど長崎も難儀しそうだね~
ともかくは新幹線
まずは新幹線
何がなんでも新幹線
という発想が通じる時代じゃないぞ?
山形県みたいに羽越新幹線さえ開通すりゃ、後は勝手に潤うさなんていう甘ったれた考えじゃ困る。
単線新幹線は建設費削減できるだけでなく、
トンネル掘った時に出る土の量も減らせるし、
建設期間短縮もできる。
北越急行時代のはくたかよりさらにスピードも速いわけだから
すれ違う回数も少ないはず。
四国に限らず、北海道とかも単線で急いで新幹線を整備していったほうがいいのではないだろうか。
あと四国は新幹線にこだわらず、単線リニアという選択肢もありな気がする。
リニアならさらに行き違い減らせるし
どうせ単線なら安く作れるからとか言って佐賀県を言いくるめて着工させた後に問題が起きましたからやっぱり複線にしますから在来線よろしくとかいうズルを狙ってるんでしょうね。
東北新幹線盛岡以北のでのスーパー特急どんでん返しのように。
現実問題としてフル規格車両で行くなら両区間とも単線で十分な気もしますけど。特急と違って停車駅減るわけですし。
高速鉄道を単線で走らせて事故起こした国が隣にあるのにようやるわ(実際には双単線)
保安装置が故障や誤作動起こしたらどうすんだ?
この国のハードウェア信仰は病的だな
単線だろうが複線だろうが四国新幹線実現に必要な考え方・議論の仕掛け方を書いておく。
色々言いたいことがあるなかで、一番大事なのが
「新幹線と在来線がお互いに補い合う関係」「新幹線と在来線がそれぞれ良いところを持ち寄り合う関係」を想定した経由地(ルート)選定をできる限り早い内からはじめておくこと。
他にも言いたいことはいっぱいあるがとりあえずこれだけは押さえてほしい。四国新幹線実現を望む方々へ。
青函トンネルを単線化して、新幹線と貨物列車で共用してはどうか? すれ違う必要がないので、高速化できる。それほど本数がないので運行スケジュール的には十分可能だと思う。
新幹線より、在来線の高速化をすべき。新幹線開通に伴い在来線の3セク化は、地方に負担を強いることになる。四国や、山陰線は在来線を160キロ以上の速度で運転できるような改良で済ますべき。
単線の新幹線の場合、信号設備は単線のため両方向からの運航に対応する必要もあり、土地の費用と線路の建設費以外、ほとんど同額かかると思われるので2割ほど下がればよいところ。それより切り捨てられた在来線の負担が大きすぎる。特に山陰線などは、全線を直通する列車はないし、益田以西は普通列車しかない。
「基本計画線」は単線区間と完全な複線区間を組みわせること(但し列車交換の線路は長めにし列車の迂回に対応させる)
最高速度は控えめにすること
カーブも今造っている新幹線より多少きつくすること
これで建設費・維持管理費等はある程度抑えられる
そして
途中の空港を経由駅に組み込み、遠距離は国内航空中長距離は新幹線と役割分担させる
交通機関を組み合わせ相乗効果を発揮させる見地が今後の新幹線整備に必要だと思う。
「単線整備案が浮上している四国新幹線は、大阪市から四国を通って九州の大分市までを結ぶ。全線未着工だが、淡路島と四国とつなぐ大鳴門橋は新幹線用のスペースがすでに確保されていま「る」(2011年7月、草町義和撮影)。」
「います」が「いまる」になっている。