東京湾アクアライン「海ほたるPA」リニューアル! 「土木のアポロ計画」シアターも

東京湾アクアラインの海ほたるPAがリニューアル。開放部分が多かった5階の店舗部分が屋内になり、海上PA特有の海風がしのげる空間になったほか、海底トンネルの建設過程を“没入感”ある映像で楽しめるシアターもオープンしました。

「海に浮かぶ豪華客船」にますます近く

 東京湾アクアラインの海ほたるPAが2019年4月20日(土)10時、リニューアルオープンします。

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新設された「うみめがね ~アクアラインシアター~」で放映される映像(2019年4月19日、中島洋平撮影)。

 海ほたるPAは1997(平成9)年12月、アクアライン開通と同時に開業した、東京湾の人工島に建つ世界唯一の「海上PA」です。これまでも、5年程度のスパンで部分的にリニューアルが行われてきましたが、今回のリニューアルでは主にレストランフロアとなる5階で、フードコートや回転寿司店、洋食店などが新規オープンします。海ほたるPAは「360度オーシャンビュー」がひとつのウリ。どの店舗でもほとんどの席で、海を眺めることができます。

 また、5階の通路部分はこれまで開放空間でしたが、ガラスの壁を設けて屋内空間になりました。施設を運営する東京湾横断道路の村山孝弘さんによると、「海上PA特有の強い風にさらされることなく、雨の日もゆっくりお寛ぎいただけます」とのこと。施設の内装や装飾も、このPAのコンセプト「海に浮かぶ豪華客船」にますます近いものになっているといいます。

 今回のリニューアルにおけるもうひとつの目玉は、アクアライン建設の歴史や技術を紹介する「うみめがね ~アクアラインシアター~」の新設です。もともと「うみめがね」という資料館がエリア1階にありますが、これを映像で紹介する施設が5階にオープンしました。

 シアターでは、海底トンネルを掘りぬいたシールドマシン内部からの視界や、あたかもトンネル内を走行しているかのような映像が、5面のスクリーン(正面、左右の壁、天井、床)で展開されます。数多くの新技術や工法を採用し、「土木のアポロ計画」と呼ばれたアクアラインの建設過程を“没入感”ある映像で楽しめるといいます。

 東京湾横断道路の村山さんによると、アクアラインは2009(平成21)年に通行料金がETC普通車で800円になって以降、通行量が増えているとのこと。海ほたるPAの年間来場者数は761万人(2017年度)にのぼります。

【了】

【写真】新しくなった「海ほたる」!

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コメント

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1件のコメント

  1. 良いんだけど、駐車台数を増やすか、乗船ターミナルを整備してフェリーなり水上バスで乗り付けられるようにして欲しい。
    海ほたるの駐車場待ちのせいで、アクアラインが大渋滞で機能しなくなるのは全く笑えない。
    滑稽かもしれないけど・・・。