日田彦山線の不通区間「BRT」が最も効率的? JR九州が復旧案提示 いまもバス代行続く

復旧案として鉄道、BRT、バスを提示

 この考え方を踏まえ、JR九州は具体的な復旧案として、鉄道、BRT(バス高速輸送システム)、バスの3案を提案しました。

鉄道

・延長:29.2km
・添田~夜明間の平均所要時間は約44分
・イニシャルコスト:約56億円
・ランニングコスト:約2.9億円/年

 被災前のルートで復旧するというもの。

BRT

・延長:29.2km
・添田~夜明間の平均所要時間は約49分
・イニシャルコスト:約10.8億円
・ランニングコスト:約1.1億円/年

 彦山~筑前岩屋間の一部は鉄道の釈迦岳トンネルを活用した専用道で運行し、添田~彦山間と筑前岩屋~夜明間はバスと同じルートで運行。鉄道に比べて本数設定が柔軟にでき、駅以外でも乗車機会が提供できる利点があります。

バス

・延長:43.3km
・添田~夜明間の平均所要時間は約69分
・イニシャルコスト:約1.8億円
・ランニングコスト:約1.4億円/年

 ルートは現在の代行バスと基本的に同じですが、駅以外でも乗車機会を増やす方針です。

※ ※ ※

 今後、この3案について、福岡県・大分県と沿線市町村の住民から意見の聞き取りが行われます。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. やむを得ないのかもしれないが、不通区間にある二又トンネル跡は戦災を語る上で重要なものなので、何も無くなってしまうのは忍びない。

    というより、もっと注目されてもいいと思うのだが。

  2. 乗降客数は相当少なかったはずだが…
    BRTという形でも残してもらえるだけ御の字という気がします