ANAが精密機器輸送サービス「PRIO SENSITIVE」開始 B777F導入で輸送体制強化

多くの需要が見込まれる精密機器の航空輸送において、ANAグループが新サービス「PRIO SENSITIVE」を開始します。また、ANAグループはボ-イング777F型を2機導入。シカゴ、上海へ就航させ、輸送体制を強化します。

精密機器の輸送体制を強化

 ANA(全日空)グループのANAカーゴが2019年5月20日(月)、半導体製造装置や医療機器といった精密機器の輸送サービス「PRIO SENSITIVE」を6月3日(月)から開始すると発表しました。

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「ショックウォッチ」「ティルトウォッチ」付き貨物イメージ(画像:ANA)。

「PRIO SENSITIVE」では、衝撃の検知ツール「ショックウォッチ」、傾きの検知ツール「ティルトウォッチ」付きの貨物について、発着空港や経由地の空港で、チェックシートを使ったモニタリングを実施。貨物の積み付け、積み下ろしの際にフォークリフトを低速で走らせる、空港内で輸送する際に段差を極力避けるといった、衝撃リスクに配慮した運用を行うといいます。

 またANAグループは、大型貨物機ボ-イング777F型の2機導入を決定しており、2019年7月から成田~関空~上海~成田線、10月から成田~シカゴ線に投入。このボ-イング777F型機と、エアラインチャーター(ほかの航空会社の機材をチャーターし、自社責任で貨物の輸送をする)を併用して、多くの需要が見込まれる精密機器の輸送体制を強化するとしています。

【了】

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