クルマの「幼児置き去り検知システム」登場へ 後絶たぬ死亡事故 抜本的対策なるか

クルマの「幼児置き去り検知システム」が開発されました。車内放置による子どもの死亡事故は、日本だけでなく海外でも多発しており、しかも意図しない置き去りによるケースが多いそうです。

子どもの存在を忘れて… 誰にでも起こり得る?

 アメリカの非営利団体キッズアンドカーズ(KidsAndCars.org)によると、同国では年平均で38人の子どもが、車内に放置され熱中症で命を落としているとのこと。その当事者となった親のうち、子どもの存在を「知っていて放置した」と答えているのは13%である一方、「知らずに放置した」と答えている親は56%に上ります。

 日本でも2016年に栃木県で、父親が保育園に送るため後部座席に乗せていた2歳の子どもの存在を忘れ、そのまま仕事に行き、放置に気づかず死なせてしまったという事例があります。ヴァレオ・ジャパンによると、タワーパーキングで子どもが置き去りのまま駐車しているケースが稀にあり、それを予防したいという駐車場関係者からの声も寄せられているそうです。前出のキッズアンドカーズも、後部座席の子どもが寝ているなど、何かのはずみで親がその存在を忘れてしまうようなことは、誰にでも起こり得るとしています。

 またヨーロッパでも、こうした事故を防止すべく2022年から、幼児の車内放置を検知してドライバーや救急などに通知するシステムが「ユーロNCAP」(消費者団体により実施される自動車安全テスト)の評価対象になります。ヴァレオが今回のシステムを開発したのも、そのような動きに対応するためです。ユーロNCAPの内容は、北米や日本などの先進国にも反映される可能性が高いといいます。

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ヴァレオが開発した「幼児置き去り検知システム」。乗員とその生体反応を検知する(2019年5月22日、中島洋平撮影)。

 ヴァレオ・ジャパンは、将来的に自動運転が普及すると、このような乗員を検知するシステムの重要度が、さらに高まると見ています。

「たとえばバスにおける乗客の数や、立っている人、降りようとしている人の存在などを、自動運転ではクルマ自体が認知し、状況にあった運転を判断する必要が生じるでしょう」(ヴァレオ・ジャパン)

 今後、こうしたシステムが「幼児の置き去り検知」だけでない様々な機能に発展するかもしれません。

【了】

【写真】「幼児置き去り検知システム」デモの様子

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コメント

1件のコメント

  1. 意図しない置き去り?日頃から親としての責務すら果してない習慣が染み付いたバカ親共の立派な犯罪だろが

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