海自P-1哨戒機を知り尽くす「FE」というお仕事 民間機では消えた役職がいまだあるワケ
そこにあるのは「飛行機を深く知る楽しみ」
また横井海曹長は、年齢や階級差は関係なく皆で切磋琢磨すること自体が「大変ではありますが、やっていてすごく楽しい」と、笑顔で語りました。
「機上整備員は精神的、肉体的にもきつい時はありますが、夕焼けでしたり、空からの景色などは、ほかの仕事ではなかなか味わえない楽しみがあります。また国防の最前線として活躍できることは、すごく大きいと感じています」(横井海曹長)
飛行機、自動車、鉄道など、あらゆる乗りものは人間を強く惹きつけます。P-1がどのようなメカニズムを持っているのか、そのすべてを学ぶことができるという「飛行機を深く知ることができる楽しみ」は、P-1の機上整備員という仕事の大きな魅力であるなと、筆者(関 賢太郎:航空軍事評論家)は感じました。
P-1の機上整備員となるには、まず海上自衛隊入隊後、航空機の整備を担当する「航空機体整備員」「電機計器整備員」、エンジン整備を担当する「航空発動整備」のいずれかの職種を目指す必要があります。そして整備員としての知識・経験を積み3曹へ昇任することで、機上整備員課程を希望することができるようになります。
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FE必須の機体だとそれこそ海外では売れないのでは