空港のようなデザイン! 最新訓練施設「ANA Blue Base」を取材 一般公開予定、茶室も

ANAグループが総合トレーニングセンター「ANA Blue Base」を開設。整備士やCA、パイロットなどの訓練ができ、最新鋭フライトシミュレーター、「茶室」も用意されていました。廊下や壁が「空港」っぽいのも注目。一般公開の予定もあります。

将来は見学も可能に「ANA Blue Base Tour」

 最後に案内されたのは、パイロット向けの訓練施設「Full Flight Simulator」。今回は外観のみの公開でしたが、ANAによると揺れや挙動はもちろん、例えば煙はドライアイスで再現するなど、想定されるほぼすべてのトラブルを網羅し、再現できる最新鋭のシミュレーターだといいます。「ANA Blue Base」では、最大22台の「Full Flight Simulator」が収容可能です。

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「Full Flight Simulator」を後ろから。
リアルな動きを再現する「Full Flight Simulator」の足元。
「ANA Blue Base Tour」のイメージ。

 現在「ANA Blue Base」は、2020年6月の全面運用開始に向け順次、施設を集めているところ。今後はVR(仮想現実)やMR(複合現実)を使ったグランドハンドリング部門(飛行機のけん引といった地上支援)の訓練施設や、地上係員のための旅客部門訓練施設、安全教育センターなども設置予定といいます。

 またANAは2020年に「ANA Blue Base Tour」と銘打ち、「ANA Blue Base」の一般見学エリアを設ける予定だといいます。航空会社として世界初の試みだそうで、最新のデジタル技術を用い、ANAの歴史やDNAを学べるコンテンツを盛り込んだ見学施設を目指すとのこと。そしてこれをきっかけに、ANAのファンや就職希望者を獲得したいといいます。

【了】

【画像】これが「ANA Blue Base」の内部だ!

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