成田空港「顔パス搭乗」へ 顔認証で立ち止まらずゲート通過 待ち時間も短縮

成田空港において、搭乗までの諸手続きに「顔認証」が導入される予定です。手荷物預け場や保安検査場、出国審査場、搭乗ゲートと、それぞれで必要だったパスポートや搭乗券の確認が不要になり、待ち時間も短縮されそうです。

「高速道路のETCゲートのよう」

「顔認証」による搭乗手続きが成田空港に導入される(33秒)。

 成田空港は2020年春より、顔認証技術を用いた新しい搭乗手続きシステム「One ID」を導入する予定です。システムを開発しているNEC(日本電気)が2019年5月31日(金)、そのデモンストレーションを行いました。

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顔認証により通過できる搭乗ゲート(2019年5月31日、中島洋平撮影)。

 このシステムは、空港到着後のチェックイン時にパスポートと搭乗券の情報、そして「顔」の情報を登録すると、その後に搭乗券やパスポートを提示することなく飛行機へ搭乗できるというもの。つまり、手荷物預け場や保安検査場、国際線の場合は出国審査場、そして搭乗ゲートまで「顔パス」になります。

 従来、それぞれの手続きにおいて必要だった搭乗券やパスポートの提示が省略されるだけでなく、保安検査場や搭乗ゲートでは立ち止まることなく顔認証がなされ、各所での待ち時間が大幅に短縮するとのこと。成田国際空港 常務取締役の濱田達也さんは、「高速道路のETCゲートのように、お客様の流れが滞らないようにすることに重点を置いています」と話します。

 それを支えているのが、NECの動画による顔認証技術です。多くの人が同時に歩いていても、それぞれの顔を瞬時に照合できるといい、好環境では99.2%、悪環境でも85.4%の照合精度を達成しているとのこと。NECによるとこの数値は、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)から世界No.1の評価を得ているといいます。

「高い認証精度によりセキュリティレベルも向上します。お客様にとっては煩雑な手続きをなくすことによるストレスの解消、空港にとっては処理能力の拡大、そして航空会社には遅延の防止による定時運行率の向上と、要員の省力化につながります」(成田国際空港 濱田さん)

 これらすべての要件を叶える切り札が「One ID」だと、濱田さんは話します。

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コメント

3件のコメント

  1. 照合NGに遭った場合、変に疑われて大変そう
    そして、0.8%って意外に多い気が

  2. しかし面倒くさいの裏返しもここまでくると立派だな
    人間は顔が一番変わるのにね。
    どこかの鉄道会社みたいに信号を過信して途中で列車がお見合いしたり
    マニュアルこそ自らの首を絞める敵だと何故分からないのかね?
    眼力を削いだ公共の場で何れだけの人か亡くなったか学習できないのかね?

  3. そっくりさん登場に対処できるのだろうか。プリティー長嶋氏が買い物したら長嶋監督の口座に代金請求されるような事が有ると社会問題。