名古屋の「せま~いホーム」消滅へ 名鉄の西枇杷島駅、改修前に訪ねてみた

名古屋を中心に岐阜や豊橋を結ぶ名鉄線には、ホームの幅がとても狭い駅があります。あまりに狭いため、事故防止を目的に「あること」が行われていますが、これを解消するための改修が決定。工事が始まる前の同駅を訪ねてみました。

列車が来る直前までホームに入れない

 駅を拡張すればよいように思えますが、駅のすぐ東側には愛知県道67号の踏切と陸橋があり、すぐ西側にもJRの東海道本線と東海道新幹線の線路が名鉄名古屋本線をまたいでおり、そう簡単には拡張できません。

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西枇杷島駅の駅舎とホームを結ぶ通路。途中で踏切を渡らなければならない(2019年6月19日、草町義和撮影)。

 列車は頻繁にやってきて、駅の東西両端にある踏切の警報器は、数分おきのペースで鳴り響きます。駅の西側で名古屋本線をまたぐ東海道本線と東海道新幹線の列車も、続々と通過。新幹線のN700Aや、コンテナを搭載した貨物列車など、様々な種類の列車を見ることができます。

 しかし、西枇杷島駅に停車するのは普通列車だけで、特急や急行などほとんどの列車は通過します。停車本数は上下各40本前後で、ほぼ30分間隔。利用者も都市部の駅としては少なく、1日あたりの乗車人員は約800人です。

 駅舎に戻り、16時ちょうどに発車する上り豊明行き普通列車で名鉄名古屋駅へ行くことにしました。さっそくホームに出ようとしましたが、改札口の上のほうを見ると「ホームへの入場は 列車ごとの改札を行なっています 待合室でお待ち下さい」と記された案内が。ホーム上に客がいる時間をできるだけ短くして、狭いホームでも安全を確保できるようにしているのです。

 発車時刻まで残り8分となったころ、改札口の脇から駅員が現れました。ボタンを操作して構内踏切の遮断機を上げたあと、待合室に向かって「改札を始めます。列車の通過にご注意ください」と、声を張り上げます。

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西枇杷島駅の古びた駅舎。
普通列車がほぼ30分間隔で停車している。
列車ごとに改札を行っている旨の案内。

 上りホームに入ってしばらくすると、構内踏切の遮断棒がいったん下がり、特急列車と回送列車が目の前を通り過ぎていきます。ただ、列車の速度はかなり遅く、恐怖感を覚えるほどではありませんでした。

【地図】「狭いホーム」西枇杷島駅はここにある!

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コメント

3件のコメント

  1. 今回の記事、努力したことはわかるんだけど、やっぱり草町さんって二歩足りないよね

    西枇杷島の待避線を使用しなくなったが、代わりにどうしているのか

    ホームに客を入れた後は通貨列車も低速になっていることはわかるが、ホームに客を入れていないときはどうなのか

    そういうところが書けないと、他のサイトに置いてかれるよ?

    そうやって乗り物ニュースを化石にしたいのかい?

    • 記事内の下記文も草町さんが書いたものと思うが。バイアスかかった目には見えてないのだね。

      >2019年3月16日のダイヤ改正で待避線を使う列車が消滅。これに伴い、待避線を撤去してホームを拡張することになりました。

    • おさらいさん

      はてなぼーどさんのご意見は、

      ・そのダイヤ改正で消滅させた代わりはどうしているのか

      ・ホームが無人の時の通過列車の速度も低速なのか

      について書いておかないとまずいんじゃないの?

      と、現地の事情に詳しくない人向けに説明が必要と言う意味。

      答えは、

      ・消滅した代わりは1駅岐阜寄りの二ツ杁駅での待避に変更

      ・西枇杷島の名古屋方は急カーブなので、そもそも通過列車は低速