アワビ・サザエが空から飛んでくる! ANA HDなどが福岡・玄海島でドローン配送実験
オペレーションセンター内部の様子は
オペレーションセンターは、モニターが数個並んでおり2人がドローン1機ずつを担当します。モニターにはドローン搭載のカメラ映像のほか、ウェザーニューズ提供の気象情報が流れていました。
ウェザーニューズは、飛行機、ヘリコプターなど有人飛行機の安全運航のため、気象情報などを提供しています。今回の実験では、風の高度別の細かな情報のほか、ドクターヘリや報道ヘリのリアルタイムの位置情報提供も行い、ドローンを安全に飛ばすためのサポートをするといいます。
ANAホールディングス デジタル・デザイン・ラボの津田佳明チーフディレクターは「飛行機や空港だけではなく、街にも空のビジネスチャンスがあるのではないかと思います。これまでの実証実験との大きな違いは、実際に利用するシーンを思い描きながら、使ってみることができるところだと思います」と話します。
さらに、「2路線同時運航で、10km以上の距離を補助者なしで、目視外のドローン飛行するのは日本初の試みだと認識しています。また、この実証実験は『人がいるところでの目視外飛行を行う』というステップへの実績を積む意味で、とても重要だと思ってます。いずれはこの実証実験を実装に持っていきたいです」と話しました。
【了】
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