谷地形を逆手に! ヒカリエ隣に23階建てビル建設 渋谷~青山つなぐ歩行区間も整備

東急電鉄と渋谷二丁目17地区市街地再開発準備組合が、渋谷駅東口に計画している再開発事業を、2024年度の開業に向けて本格始動。店舗やオフィスなどが入る複合施設のほか、谷地形を克服した歩行者デッキなどを整備します。

渋谷と青山をつなぐ新たなネットワーク

 東急電鉄と渋谷二丁目17地区市街地再開発準備組合は2019年8月28日(水)、渋谷駅東口の「渋谷二丁目17地区」に計画している再開発事業の概要を明らかにし、本格的に推進していくと発表しました。地上23階建てのビルを2020年度に着工し、2024年度に開業する計画です。

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国道246号から見た複合施設の外観イメージ(画像:渋谷二丁目17地区市街地再開発組合)。

 渋谷二丁目17地区は、複合商業施設「渋谷ヒカリエ」と、渋谷~青山間の国道246号(青山通り)に挟まれた場所に位置し、周辺には大学など文化・教育機関が集積しています。宮益坂や明治通り、国道246号に囲まれたこの地区は、周辺との円滑な回遊が妨げられているうえ、人が集まる空間が少ないため、にぎわいが少ないという課題があるといいます。

 事業は、渋谷駅や国道246号などをつなげる多層な歩行者ネットワークや、坂道による縦移動を改善した立体的な屋内広場を整備し、回遊性を高めます。ビルは地下2階・地上23階建て、延床面積約4万4560平方メートルの複合施設として建設。1~4階は商業機能などを配置し、敷地内の広場などと一体的に整備します。歩行者ネットワークとオープンスペース、店舗などを連続させ、自動車交通と分離した安全な歩行空間を実現。災害時の帰宅困難者受け入れに寄与する“たまり空間”も整備します。複合施設の5~23階は、駅につながる利便性の高いオフィスが入ります。

 東急電鉄渋谷開発事業部開発計画グループ課長の田邊秀治さんは「渋谷は谷地形です。しかし、この谷と坂を特徴として捉え、歩行者デッキにはエスカレーターを設けたり、その動線上にデジタルサイネージや広告を配置したりと、縦と横で回遊性を高め、克服します」と言います。

 東急電鉄と渋谷二丁目17地区市街地再開発準備組合は「渋谷~青山エリアをつなぐ新たなネットワークを形成するとともに、多様な人々や文化の交流を誘発することで、渋谷駅東口エリアの活性化を目指します」としています。

【了】

【地図】「渋谷二丁目17地区」は国道246号沿い

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