近鉄名阪特急の新型80000系「ひのとり」2020年3月デビュー 特別車両料金も決定

車両は「プレミアム」「レギュラー」の2種類

 車内は、プレミアム車両(両先頭車両)と、レギュラー車両(中間車両)が設定されます。

 プレミアム車両は全席3列シートで、後席に気兼ねなく背もたれを倒せるバックシェルを設置。座席は本革を使用し、電動リクライニングや電動レッグレスト、高さと角度が調整できるヘッドレストを備えます。収納式の大型テーブルや電源コンセント、読書灯、ヒーターなども付きます。座席の前後間隔は日本最大級の130cmです。ハイデッカー構造と前面・側面の大型ガラスにより、広い眺望を確保します。

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プレミアム車両の客室内イメージ(画像:近畿日本鉄道)。

 レギュラー車両は4列シートで、座席の前後間隔は、レギュラー車両としては近鉄最大の116cm。座席はプレミアム車両と同様、バックシェルを設けます。テーブルや電源コンセント、高さを調整できるフットレストなどが付きます。

 両車両とも、空気清浄機、無料Wi-Fi、大型の荷物に対応した置き場を導入。客室やデッキ、大型荷物置き場には、防犯カメラも設置されます。また、コーヒーサーバーなどを備えたカフェスポットをはじめ、ベンチスペース、自動販売機、喫煙室、多目的トイレなども用意されます。

「ひのとり」の乗車には、運賃、特急料金のほか、特別車両料金が必要。大阪難波~近鉄名古屋間の場合、プレミアム車両は900円、レギュラー車両は200円です。消費税率引き上げに伴う改定後の運賃(申請中)・特急料金を含めた合計額は、プレミアム車両が5240円、レギュラー車両が4540円です。

 2020年3月14日(土)時点では、6両編成3本を導入し、平日・土休日とも大阪難波~近鉄名古屋間を1日6往復します。2020年度中に全11本がそろい、大阪難波駅と近鉄名古屋駅の毎時0分発のほか、停車駅の少ない名阪特急のすべてが「ひのとり」に置き換わる計画です。

【了】

【画像】新型名阪特急「ひのとり」の詳細

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コメント

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3件のコメント

  1. 新車入れる度に特別料金って何様なの?

  2. アーバンライナーのDXシートで足りる気もするがレギュラーシートでも200円か、しまかぜで味をしめたかな?
    ただ名阪は需要の色が違うと思うのだが?
    新型ACE22600の導入が足踏みなのはこの辺りの事情なのか?
    旧車の喫煙ルーム改造などを診てもACEの増備は望めぬのかね?
    運転士二人で検札と走行中の運転交代の時代が懐かしいね

  3. 火の鳥っていうと奈良のイメージがあるけど名阪特急なんですね・・・。